令和6年12月11日(水)東アジア歴史・中国語コースの1年生が長崎県埋蔵文化財センターで授業を受けました。今回の授業では、8月の発掘体験で出土した遺物の洗浄や接合、土器の観察を体験しました。はじめに、遺跡の調査とは発掘調査だけで終わらず、発掘した遺物を報告書にまとめることが必要であることや一度壊された文化財は完全には再現できないことを認識し、これを適切に保護し、次世代に引き継いでいくことが埋蔵文化財保護の重要な役割であることを学びました。次に遺物を一つひとつ丁寧に洗浄し、接合体験では、近世の磁器を使って、形や色、模様などの特徴を捉えながら、接合をおこないました。観察体験では、報告書に載せるための実測図の書き方を教えていただきました。次回は、専門的な道具を使用しての本格的な実測の体験を予定しています。