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佐世保東翔高等学校
Op.3 心慎のテニス道

 山高心慎さんが目指すもの

 今回は、1年生の山高心慎(やまたか みのり)さん(※高はハシゴダカ)にインタビューしました。山高さんは、小学校4年生から本格的にテニスを始め、数多くの大会で優勝してきました。はじめは母親をコーチに練習に励んでいましたが、中学3年生からは、父親をコーチに、全国を見据えた活動を続けています。

 本校入学後も、長崎県高校総体テニス・女子シングルス、長崎県新人大会テニス・女子シングルスの2冠に輝いています。さらに、佐賀国スポに出場、全日本ジュニア選抜室内選手権(JOCジュニアオリンピックカップ)九州地域予選で優勝し、全国大会出場を決めるなど、歩みを止めることはありません。

Q:佐世保東翔高校での生活と中学校のころの生活には違いがありますか。

A:高校では、大切な試合を選んで、調整して出場しているので、中学時代より試合数は少ないです。

  勉強とテニスを両立させなければいけないところが大変です。

Q:今年度の満足のいく試合と大変だった試合について教えてください。

A:九州はオムニコートが多いのですが、私もオムニコートに慣れていて、オムニコートではいい試合ができています。

  8月は試合が少ないのですが、9月から試合が続けて組まれていて、腱鞘炎になったり、ケガをしたり、アキレス腱を傷めたり、風邪など体調を崩したりと大変でした。

Q:観戦していると冷静な試合運びが印象的なのですが、実際はどうなんですか。

A:優勝した県の高校総体でも、追い上げられて心が折れそうでしたが、コーチから、弱気を表情やプレーに出さないように指摘されているので心がけました。

  自分ではメンタルが強いのかなとも思っていますが、全国大会では、メンタル面でも上の人がたくさんいます。全国大会では頭が真っ白になってしまったりと、メンタルを整えるのが難しかったです。

Q:ご家族のサポートについて教えてください。

A:最初は母にテニスの基本を教えてもらいました。今は、食事、特に副菜に気を付けてくれていて、私の健康や体調のサポートをしてくれます。好きな手料理は“キムチ鍋”です。

  父は、長崎国際大学でテニスのコーチをしていて、私のテニスのコーチでもあります。両親からは「メリハリのある生活」を心がけるように、よく言われます。

Q:同級生と遊ぶ時間はありますか。

A:テニスが中心で、遊ぶ時間はないです。長崎国際大での練習では、年上の学生ばかりなので、対応の仕方とか気を使います。九州大会や全国大会で他校の生徒と一緒にいることはありますが、そのときだけですね。東翔高校のテニス部は男子部員だけですが、入れてもらえて楽しいです。女子部員が入ってもらえるといいなと思います。

Q:今後の目標を教えてください。

A:九州大会や全国大会で勝つということもありますが、「どういう勝ち方をするか」にもこだわって、全国で通用する力をつけたいと思います。大学生になっても活躍できるように、準備をしたいと思います。