令和5年度第2回「聴覚に障害のある幼児児童生徒の理解と指導」〔報告〕
聞こえに障害のある児童生徒に関わる方に対し、聴覚障害教育への理解を深めるために、
今年度 第2回目の研修会を実施しました。
10月6日(金)の午後から研修を2講座行い、質疑応答の後は、グループに分かれ情報交換会を実施しました。
小中学校の先生方のほかに、市町の子ども福祉課等の保育士や保健師、地域の放課後デイサービス等の児童支援員など様々な方に来ていただきました。
以下の「参加された方の声」は、アンケートからの抜粋です。
講義1 「聞こえにくい子どもの聞こえ」
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参加された方の声 |
- ことばの聞こえ方、どう感じているかなど、改めて理解することができた。
- 日頃の様子や使っているものの写真などがみられてよかった。
- 環境を整えることや視覚情報の大切さも理解できた。
- 聞こえにくい子でも環境を整えることで、困り感を少しでもなくすことができると学べた。
- 毎日の指導の中で配慮すべきことや知っておくべきことを確認できてよかった。
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講義2「聴覚障害のある児童生徒の特性に合わせた外国語の授業について」
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参加された方の声 |
- 外国語を習得するのはとても大変そうだと思っていたが、工夫次第で楽しく学ぶことができると分かった。
- リスニングの可視化を初めて知ることができた。
- 事例があったので、理解しやすかった。
- 通常学級の生徒が大切にしたいことと同じ内容でもあり、根本は同じなんだと感じた。
- 楽しく参加できることにプラスして、ネイティブなALTの発音にもロジャーを通して、もっと触れさせたいと思った。
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質疑応答
- いろいろな立場の方の困り感を伺うことができた。
- 短い時間だったが、疑問に思うことに丁寧に対応していただいてうれしかった。
- ロジャーとパスアラウンドマイクの活用法が聞けてためになった。子どもの実態に合わせた使用方法を考えることが大切だと改めて感じた。
- リスニング代替問題を実際に見ることができよかった。
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情報交換会
- 日頃の悩み事を出し合いながらの情報交換はとても勉強になった。
- 学校関係以外の方も多数参加されていて、いろいろな立場からの思いや困りごとなどを聞けて大変参考になった。
- 実際に聴力検査や相談できる場を見ることができ、またどのような相談があっているか聞くことができてよかった。
- 聞くことの困難さが、その後の人格形成や感情の体得に与える影響の大きさを初めて知った。
- 聴覚に障害のある生徒と接するために、私たちも正しい日本語を使えるようになっておきたいと思った。
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その他に、私たちの励みになる声もたくさんいただきました。
事前に申し込みいただいた方に向けて「オンデマンド配信」を行います。
URLをお知らせするメールをお送りしますので、お待ちください。
☆ 視聴された方は、アンケートへのご協力もよろしくお願いします。