校長あいさつ
長崎県立上対馬高等学校は、豊かな自然と温かな人々に囲まれた、対馬の最北端に位置する高校です。昭和39年の創立以来、地域の皆様の期待とあたたかい支援のもと、多くの卒業生を社会に送り出してまいりました。対馬市北部における唯一の県立高校として、地域と共に歩む教育を大切にしています。
本校が何より大切にしているのは、「誠」の校訓のもと、生徒一人ひとりの可能性を信じ、その歩みに丁寧に寄り添う教育です。学力向上はもちろんのこと、地域と連携した探究活動や「ふるさと教育」などの体験を通して、自ら考え、行動し、社会とつながる力を育んでいます。
また、中学校との連携や地域の皆様との関わりを活かしながら、生徒が「自分のふるさとに誇りをもち、未来を切り拓く力」を育てていけるよう、日々力を尽くしています。
令和、そしてSociety 5.0という大きな変化の時代を生きる生徒たちにとって、高校3年間は、人生の礎を築くかけがえのない時間です。その大切な時間を共に過ごせることの喜びと責任を胸に、私たち教職員は「ともに学び、ともに成長する」学校づくりに取り組んでまいります。
生徒の笑顔が、地域の未来を照らす光となるように――
これからも、保護者の皆様、同窓会の皆様、そして地域の皆様の変わらぬご理解とご支援を、心よりお願い申し上げます。
長崎県立上対馬高等学校長 伊藤 逸郎