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令和5年度「きこえとことばの教室」【報告】

2023年8月25日更新

 地域の聞こえにくい子と保護者の交流を目的に、8月1日に「きこえとことばの教室」を行いました。

 今年度は、外部から40名を超える方々に来校いただき、盛況に実施することができました。新しい試みとして、ろう学校の中高生が講師やサポーターとして活動に参加し、聞こえにくい子に関わる関係機関職員の方に対する実践研修会を同時に行いました。

 ●は参加者のアンケートからの感想の抜粋です。

保護者向けの活動

全体会

保護者向け講話(本校卒業生による講話)

現在市役所にお勤めの村田 咲花様よりろう学校での生活や就職してからのご苦労などお話しいただきました。

この後、2グループに分かれ「保護者座談会」として、日頃の悩みを話し合ったり、情報交換を行ったりしました。

 <参加した保護者の声>

  • 実際の難聴者の声はとても参考になりました。大変だったことなどわが子がこれから通る道なので、聞くことができてよかった。
  • スライドの内容は保護者よりも学生が聞いた方が良い内容だったと思います。たいへん頑張られて、市職員までなられて希望が持てました。保護者の立場から言えば、幼~高まで、どんなサポートや支援をしていたのかなどを聞きたかったなと思います。
  • 在学中の方、卒業生の方の保護者さんのお話が一番参考になるし、共感でき、今後の力になりました。
  • 経験談は非常に役に立つので、もっともっと皆さんに促していった方がいいと思います。
  • 難聴学級でのことや他の方の話を聞けて楽しかったです。
  • 初めて難聴の保護者さんたちの話を聞けて、何かと頼もしく感じました。

子供向けの活動

 1つ目の活動では、「手話をやってみよう」では、自己紹介をするグループと手話で歌うグループに分かれ、手話に挑戦しました。ろう学校の中高生が講師役として活躍しました。2つ目の活動では全体レクリエーションで「ボッチャ」に挑戦しました。3つ目の活動は、「アイロンビーズ」「プラモデル制作」「木製クラフト」「中高生座談会」に分かれて活動しました。

手話で自己紹介 手話で歌おう 全体レクリエーション「ボッチャ」

3つのグループに分かれ、手話を使って自己紹介を練習しました。その後、全員で輪になり、自己紹介をし合いました。

  • 手話をするのは難しかったけど、ほかの聞こえない人たちと話せたりできたのは楽しかった。
  • 最初は難しいと思っていたけど、ろう学校の人たちが分からないことをたくさん教えてくれて楽しく上手にできました。

みんなの知っている童謡を手話歌として練習した後、ろう学校の高等部生が練習した手話歌を披露しました。

  • みんなと楽しく手話を活用して歌ったりして楽しかった。
  • 手話って楽しいんだなと思いました。
  • 先輩がすごく優しかった。

全体を6つグループに分けて試合形式で行いました。

  • チームの人と仲良くお話をしたり、作戦を考えたりするのが楽しかった。
  • 良いプレーをしたときにタッチをすると喜んでくれた。
  • 負けたけど、初めてのスポーツ、初めての人とできたので、参加してよかったなと思いました。
  • みんなと協力し合ってボッチャするのが楽しかった。
  • 同じチームの二人と仲良く楽しくできたので良かったと思う。

 アイロンビーズ

 プラモデル制作

木製クラフト 中高生座談会
  • 楽しかった
  • アイロンビーズは難しかったけど楽しかった。
  • ボッチャで同じグループの人と楽しくできた。

 

 

 

 

  • 考えるのが難しかったけど、楽しかった。
  • みんなの作品を見て、個性があふれていて面白いと思いました。自分の作品が1番かっこいいと感じました。
  • みんなの思いや悩みを知れたり、話し合うことができてよかった。
  • 先輩や他の人の話がたくさん知れてためになる活動でした。
  • 自分から今までの悩みがたくさんあったことを話せて気持ちがとても安心した。

職員実践研修会 

「聞こえにくい子の接し方」で講義を聞いた後、各活動に参加して実践研修をしていただき、最後にそれぞれの実践について話し合っていただきました。

 

 研修「聞こえにくい子への接し方」、討議「実践研修の振り返り」

  • 短い時間の中でポイントがおさえられた説明で、とても理解しやすかった。
  • 関わるポイントを具体的に知ることができてよかったです。
  • チェックシートで自分の課題が分かりやすかったです。
  • 聞こえにくい子に身に付けさせたい力のお話で、「周りは手を出しすぎない」「自分がわからなったことを先生や友達に聞きなおす」という視点が大切だと感じた。
  • 他の先生と意見交換ができて、勉強になりました。
  • 日本語の話し方、伝え方を考え直す機会になりました。指導者と生徒の信頼関係がしっかり築けているのだろと感じました。

実践研修

  • 生徒が主体となって進めていく活動が見れたのがとてもよかった。
  • 中高生から教えてもらうことで子どもにとって同じ障害をもつ人と触れ合うことができてよかったと思いました。 
  • 初対面のお子さんと接するので難しさもありましたが、活動の中でほめたり喜んだり一緒の共有ができてよかったです。
  • 先生の説明がすごく勉強になりました。資料を見せて「危ない」と伝える大切さ、参考になりました。
  • 参加型であるので、実践して学べて本当に良かった。

毎年、夏休み期間中に実施しています。来年度もお楽しみに。

学校の連絡先

  • ろう学校
  • 住所:〒856-0807 大村市宮小路3丁目5番5
  • 電話:0957-55-5400(校長室・事務室), 55-5406(職員室),55-5435(寄宿舎 FAX兼用)
  • ファクシミリ:55-5410 mail : rou@news.ed.jp
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