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平戸高等学校
県高総文祭「書道展」出品作品

1年生と2年生の書道講座選択者の作品を、長崎県高等学校総合文化祭『書道展』に出品しました。

今年度初めての試みでしたが、意欲的な作品を出品してくれました。

【作品:右上】

江碧鳥愈白  江碧(みどり)にして鳥愈々(いよいよ)白く

山青花欲然  山青くして花然(も)えんと欲す

今春看又過  今春看々(みすみす)又過ぐ

何日是帰年  何(いず)れの日か是れ帰年ならん

 ※杜甫『絶句』 

鮮やかな色彩で表現された春の風景と作者の故郷に帰ることのできる日々を待ち望む心痛が対照的な作品。

 

【作品:左上】

蝉の声 きけば悲しな 夏衣 薄くや人の ならむと思へば

 ※紀友則『古今和歌集』 寛平の御時きさいの宮の歌合せのうた

歌意 蝉の声を聞くと悲しくなる。夏の衣のように、あの人の私への思いが薄く弱まってしまうような感じがするので。