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鳴滝高等学校(定時制夜間部)

2025年11月12日

人生の達人セミナー

11月11日(火)に、本校視聴覚室で『人生の達人セミナー』が開催されました。

今年度は、日々研究所株式会社代表取締役、(一社)東彼杵ひとこともの公社代表理事をお務めの森一峻様を講師にお招きし、『あしもとを掘れ、そこに泉あり』というテーマで講演をしていただきました。

森様からは、幼少期から学生時代、そしてふるさと東彼杵町だけではなく、長崎県全体を盛り上げる活動に従事されている現在までの経験を通して実感された、『能動的に行動することの大切さ』について、詳しく話していただきました。

そのお話しの中で、「能動は、『自分』『社会』『仲間』の3つが共通に求めているものの中心にある」や「今後訪れるであろう『シンギュラリティ』の時代では、誰しもが想像がつく『第1価値』だけでなく、自分にしかはかれない、もしくは自分しか気づけない価値である『第2価値』を大切になってくるはずです」という言葉には、とても説得力がありました。

また、「労働者(MUST)ではなく能動者(WANT)になってください」や「肩書ではなく、自分の名前で頼ってもらえる人間になってください」、「みなさんには職業の枠にとらわれない、ニューワーカーになってほしいと願っています」などの言葉は、今後社会に出て行くにあたって、期待と不安を抱いている生徒たちの心に深く残ったようで、最後まで真剣な表情で聴き入っていました。

講演後、生徒を代表して3年次生の渡辺くんが、「しなければいけないことよりも、したいことが大切なんだと改めて感じました。これからは森様が話してくださったことを生かして、能動的な人間になります」とお礼の言葉を述べ、セミナーは終了となりました。

セミナー終了後、講演を聞いた2年次生の生徒は、「指示待ち人間ではなく、自分から動く人間にならないといけないと思いました」との感想を話してくれました。

お忙しい中、本校の生徒・教職員のために講演をしていただいた森様、ありがとうございました。森様が強調されていた『能動的に行動することの大切さ』は、生徒たちはもちろん、我々教職員にとっても学ぶことが多く、これからの様々な場面での指導に生かしていきたいと思います。

   

   


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