長崎県立学校ホームページ


五島海陽高等学校

2022年4月12日

【訓話】令和3年度後期終業式

 今日は1・2年生、皆さんの一年が修了する日です。3月1日に、70名の3年生が3年間の学校生活を終えて、旅立っていきました。ここに立って体育館を眺めると広く感じます。同時にいよいよ皆さんが中心となって、どのように学校を盛り上げてくれるのか、楽しみになります。

 卒業式を振り返ってみると、卒業式は本当に素晴らしかったと思います。コロナ禍もあって、来賓なし、時間短縮といった状況のなか、卒業生もすばらしかったですが、在校生も送辞の言葉一つ一つに込められた皆さん全員の気持ち、会場づくりなど裏方での努力など、1・2年生の協力があったからこそ、すばらしい卒業式につながったのだと思います。本当にありがとう。次の1年後、2年後は皆さんたちの番です。皆さん自身としてもすばらしい卒業式を迎えられるように日々努力してください。

 ところで、1・2年生の皆さん、本年度1年間の学習状況、活動状況、生活状況はどうだったでしょうか。自分自身が主体的に、仲間や先生方とともに対話的に、深く学ぶことはできましたか。1人1台タブレットPCの導入で学び方も大きく変わりました。約1年前のこの時期、昨年の4月にはみなさんは、どのような気持ちで始業式に、または入学式に臨んでいたでしょうか。どんな夢や目標を掲げていましたか。また、これまでその達成に向けて、どんな挑戦や成果がありましたか。何か資格を取得しましたか。何か新たな目標が見つかりましたか。6月からはSDGs推進宣言によって、学びに向かうモチベーションアップにつなげてもらいました。その中でも全ての目標の基盤となるのが、4番の「質の高い教育をみんなに」と17番の「パートナーシップで目標を達成しよう」でした。つまり「教育」と「仲間づくり」です。ぜひ自分の1年間の行動・言動を振り返り、自己評価をしてみてください。

 そのことも踏まえて、今日は、節目の日なので、最近私が思っていることの中から特に今、皆さんに伝えておきたい話を一つしてみたいと思います。それは、今、話した夢や目標は、絶対に諦めない気持ちで取り組んでほしいということです。夢や目標はあきらめた時点で縁(可能性)がなくなります。あきらめなければどうにかなると思います。自分はもちろん、周りの協力を得ながらも、どうにかしようとしなければいけません。そのためにはまず、自分で目標を決めたら、計画を立て、その計画にしたがって実践し、その結果を自分で検証(反省・評価)し、改善するという力を持たなければいけません。これを「PDCAサイクル」と言います。P(計画)、D(実践)、C(検証:反省・評価)、A(改善)です。

 どうにかしたいと思うなら、その夢や目標には情熱を持って臨まなければいけません。その夢や目標に向かって、とことん探究・研究して、結果にこだわって、がむしゃらに取り組み、多くの時間をかけなければいけません。この高校時代は何でもいいですから、人に誇れるくらい「多くの時間をかけて、情熱を持って取り組めるもの」を見つけてください。勉強でもいいです。勉強のなかの1教科でもいいです。資格取得でもいいです。部活動でも何でもいいです。高校時代に人に誇れるほど情熱を持って取り組み、努力してきた経験があれば、それが自分への自信につながり、将来、様々なことに失敗を恐れず、チャレンジしたい気持ちが湧いてきます。そして、卒業後の長い人生において、その経験が自分を支えてくれます。皆さんはこの繰り返しで成長していきます。夢や目標に近づいていきます。このことを十分自覚して、新しい令和4年度を迎えてください。皆さん自身が情熱を持って取り組む姿勢を身に付け、たくましく成長していくことを期待しています。

  明日から春休みです。4月からは新1年生80名の仲間も加わります。また新3年生は成年年齢が18歳に引き下げられるため、校内に成年と未成年が混在することになり、立場をわきまえた行動が一段と求められます。春休みは短いですが、4月8日(金)からの新年度が始まる際には、新学年としての自覚と新たな夢や目標を持って、全員が元気で登校してくれることをお願いしておきます。

令和4年3月24日


© 2015 Nagasaki Prefectural. All Rights Reserved.