大掃除もお疲れ様でした。3学期が気持ちよくスタートできそうです。今日で2学期が終わります。
9月の始業式には「勝負の2学期です」と話をしました。決して上手くいくことばかりではなかったと思いますが、皆さんなりに、そこから立ち上がって、Challengeしてくれたことと思います。
昨日までのクラスマッチでは、生徒会を中心に、自分たちで競技やルールを決めて、各クラスが勝利に向かって、みんなで楽しめたおかげで、たくさんの笑顔で2学期を締めくくることができました。
今日は、2学期の最後に人権詩集「ひとすじの光 ひとすじの道」から『「差」があっても「別」するな(桑原 律 氏)』という詩を紹介したいと思います。
『一人ひとりがおたがいに 何らかの「差」や「違い」があるから 「差別」が生じると言う人がいます けれども「差」や「違い」があることは 「差別」をしてもよい理由にはなりません 「差」があることで「別」することは 人の道をはずれた行為だからです。
だれの心にもおたがいに 「優越感」があるから 「差別」が生じると言う人がいます けれども「差」があることで 「優越感」を持つ人もいれば 「優越感」を決して持たない人もいます 「差」があっても「別」してはなりません
出身によって差別する人 しない人 民族の違いで差別する人 しない人 感染症を理由に差別する人 しない人 障がい者を差別する人 しない人 差別が生じるかどうかは 「差」や「違い」があるからではなく 差別する人の意識によるものです
「差」や「違い」があることは その苦しみや悩みをおたがいに理解し 認め合い 励まし合うべき対象 相互に心と心を通い合わせ 助け合い 支え合うべき対象 「差」はあっても「別」したりせず 「共に生きる」道を歩みましょう』という詩です。
差別なく、「互いに高め合う仲間づくり」が「共に生きる」道につながっています。私たちの世界で起きている問題の多くは、相手に対する「思いやりの無さ」に原因があるように思います。相手に対する「思いやり」を持って「共に生きる」道を歩んでいきましょう。
2025年も良いスタートが切れるように、1月8日からの3学期が始まる時には、新しい目標を持って、元気に登校してきてください。
素晴らしい2学期だったと私は思っています。ありがとう。
校長 力丸 資