今日で1学期を終了しますが、振り返ってみて、皆さん自身にとって1学期は、どんな時間だったでしょうか。自分の「成長」を実感してくれているでしょうか。今日は諫商での学びを、1枚のスライドにまとめてきましたので、見てください。
皆さんは「主体的・対話的に学ぶ生徒」です。「主体的に学ぶ」とは「自分で自分を、責任を持って教育する」ことです。「対話的に学ぶ」とは「自分以外の人と関わりあいながら学ぶ」ことです。その「学びを支援する」のが先生方です。
目指すは、皆さんが将来、ふるさとを愛し、地域に貢献できる「持続可能な社会の創り手」になることです。その柱として、創立以来83年続く「校訓」、令和6年度の「スローガン」、 校長の学びに対するポリシーでもある「体験に勝る学びなし」があります。
皆さんは、それぞれ「魅力ある3学科」で、専門性を証明する「資格取得」にもチャレンジしています。成績だけではなく、活動の実態を含めて「実績ある部活動」や、生徒主体の「学校行事」にも積極的に取り組んでいます。そして、校内だけではなく、「地域の産業界、大学、PTA、ボランティア団体」など、校外の方々にも外部講師として協力してもらいながら、学びを深めています。
そんな諫商での学びを通して、皆さんが将来、「持続可能な社会の創り手になれるか、どうか」は、この後が大事です。それは、何においても「多様性(いろいろある)」、「相互性(関わりあっている)」、「有限性(限りがある)」、「公平性(一人一人を大切に)」、「連携性(力を合わせて)」、「責任性(責任を持って)」という「視点」をもって、考えながら取り組むということです。そうすれば、必ずいろんな「課題」が見えてきます。
その課題の解決に向けて、一生懸命取り組めば、批判的に考える力(※得た情報を何でも鵜呑みにせずに、「それは本当なのかを確かめる力」)や、未来像を予測して計画を立てる力、多面的・総合的に考える力、コミュニケーションを行う力、他者と協力する力、つながりを尊重する態度、進んで協力する態度)など、そのために必要な能力や態度が身につきます。
皆さんが将来、どんな職業に就いたとしても、ここであげた「6つの視点」と「7つの能力・態度」を身に付ければ、必ず「持続可能な社会の創り手」になれます。皆さんの決して「手を抜かない」体育祭への取り組み方や、部活動に向かう「情熱」などからも、その可能性を大いに感じています。これからも、こんなに素晴らしい諫商で学んでいることを忘れないで、何事にもチャレンジして、頑張ってみてください。
そこで最後に皆さんに2つのお願いです。1つ目は、私は皆さん一人一人が諫商の宣伝マンだと思っています。夏休み期間中に、こんなに素晴らしい諫商の魅力を近所の中学生をはじめ、地域の方々にぜひとも発信してください。2つ目は、夏休み明けには、3年生の進路実現をはじめ、各学年で目標となる資格取得も控えています。ある意味「勝負の2学期」が始まります。9月の始業式には新たな力を蓄え、元気に登校してきてください。
校長 力丸 資