昨年度(令和5年度)に第26代校長として着任しました力丸 資です。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、本校は昭和16年に創立され、今年度で創立83周年を迎える伝統ある県央地区の商業高校です。ビジネス活動を学ぶ商業科をはじめ情報分野の学習に特化した県内初の 情報科、多様な言語学習が可能な国際コミュニケーション科を併設しています。本校では、校訓「実力・責任・忍耐・奉仕」をもとに、それぞれの学科で培った知識や技能を活用し、持続可能な社会の創り手として、グローバルな視点で他者と共創できる人材の育成に努めています。
また、本校は部活動も盛んで、生徒たちは自分の興味・関心に応じて体育部・文化部等で、日々熱心に活動しています。近年、体育部では、県の強化指定を受けているバドミントン部の北海道インターハイ団体ベスト8、かごしま国体第3位、フェンシング部の全国選抜大会男子サーブル団体“準優勝”、女子サーブル団体3位(令和4年度は“優勝”)をはじめ、水泳部のかごしま国体少年女子B100背泳ぎ7位、陸上部の個人枠での九州大会出場など、また文化部では、放送部のNHK杯全国高校放送コンテストテレビドキュメント部門での入選などの成績を果たしています。
さらに、生徒たちの進路決定に向けて過ごしてきた毎日の学校生活の成果が“進路決定率100%”に表れており、約7割に及ぶ進学者のうち、国公立大学17名合格は本校の特色にもなっています。
今年度は4月に新入生224名を迎え、全校生徒642名でスタートしました。今年度のキャッチフレーズを「Change&Challenge」とし、「生徒が主体的に、変化することを恐れず、勇気を持って挑戦する」ことを重視した学校づくりを目指します。また同時に“Kansho SDGs Project”と称して、現在、本校で行われている教育活動の成果を、「SDGsの視点」で新たな価値付けを行い、その教育活動の意義を深め、あらためて諌商生としての「誇り」につなげていきたいと思っています。その一環として、『諫早商業「高校生さわやか運動」』と称して、『生徒たちが社会の一員として「さわやかな挨拶、さわやかな服装、さわやかなマナー、さわやかな環境」を心掛け、「人と人とのつながり」を大切にしよう!生徒たちの笑顔と清々しい態度で、地域に「さわやかな風」を届けて、明るく住みやすい社会を作っていこう!』という思いで、生徒会を中心に取り組んでいきます。そのなかで諫商生一人ひとりが、自分の適性や能力に気づき、自分を磨き、豊かな心と逞しく「生きる力」を持った若者として成長できるように教育活動を進めていきたいと思っています。
私たちは、諸先輩が築いてこられた伝統を引き継ぎ、地域に信頼される学校づくりに一層努力し、進化した諫早商業高校を創造していきたいと思います。今後とも引き続き、本校の教育活動にご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
校長 力丸 資