7月25日(木)に、本校3年生が探究活動を発表する「地域探究議会発表」を実施しました。
本校の地域探究活動は「地元である小値賀町の課題を分析し、解決策を議会と町に提案することで、キャリアプランニング能力や課題解決能力を養う」ことを目的としています。生徒たちは1年次より試行錯誤を繰り返しながら協力し合って活動を進めてきました。
今回は2つのグループが研究テーマについて発表しました。
(1)商品開発班「小値賀を騒がすおぢパラGs」
自分たちの開発した商品によって小値賀の農作物を広めるとともに、規格外の廃棄野菜を減らしたいという思いから、
アスパラガスの中で食用として問題ないものの廃棄される規格外、根に近い部分等を利用して「おぢパラGs」という焼き菓子を作成しました。
町の方々に調査や食材、試作・試食のご協力をいただきつつ、どうすれば魅力的な商品になるかを考えました。
(2)釣り観光班「釣りで小値賀を活性化―小値賀を楽しむきっかけに―」
小値賀の魅力の一つである「釣り」。しかし、釣り目的で来島される方は思いのほか少ない現状があります。
手軽に行える釣り体験を通して、小値賀=釣りのイメージを持ってもらい、リピーターを増やしていくための研究を行いました。
「無料で、手軽に、短時間で」をキャッチコピーとし、町の方々のご協力をいただきながら、餌づくりや体験システムなどを考案しました。
発表後は議員の方々、1・2年生から多くの質問と助言をいただくことができました。
発表会には、本校の地域探究活動アドバイザーであられる中島洋先生にもお越しいただきました。
中島先生からは「2年半のプロセスを通じて、自ら課題を見つけ、考えて、解決しようとするという地域探究の第一の目的が達成できたのではないか。そして、故郷を思う気持ちを育てていくという地域探究の第二の目的が、U・Iターンなども含めた町の活性化にもつながっていく。今後、町民の方との意見交換を通じて、さらに良い活動にしてほしい」とのお言葉をいただきました。
これまでにインタビューや体験活動、そして当日の観覧などで島内外の多くの方々にご協力いただきました。
この場を借りて厚く御礼申し上げます。
なお、町役場議場および役場会議室のモニターでご覧くださった皆様へ、
ご意見・ご質問がありましたら以下のURLもしくはQRコード(リンク先は同じです)よりご入力いただけると幸いです。
何とぞよろしくお願いいたします。