令和7年10月26日(日)、松浦市文化会館で開催された「第23回松浦水軍まつり」において、文部科学省「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」の取り組みとして、ドローンを活用したスマート農業に挑戦した成果として、松浦市農業委員会のご協力でお借りした圃場で収穫できた新米を販売しました。
当初は、湛水水稲直播へ挑戦するため、種もみのコーティング、ドローンでの除草剤散布、コーティング種もみの圃場への直播を行いました。しかし、梅雨入りの大雨の影響もあり、苗立ちには至りませんでした。
そこで、圃場をお借りしている農業委員の方の提案で、他の圃場で残った苗を譲り受け、移植栽培に切り替えて、ドローンを活用した殺虫殺菌剤散布などの防除に取り組み、スマート農業の一端を体験することができ、天候に左右される農業の大変さも感じることができました。
第1次産業後継者不足など、地域課題に取り組む中で、ドローンを活用したスマート農業への挑戦として取り組んできたが、水稲には、土づくり・草刈り・田起こし・育苗・水管理・田植え・防除・追肥・稲刈り・乾燥・脱穀・精米・袋詰めなど、ドローンで代替できる場面はとても限られていましたが、収穫できた米を手に取ると農業従事への達成感を肌で感じることができました。
次年度も継続した取り組みができるように頑張っていきたいと思います。
お米のパッケージデザインは、「松高DXの取り組みで、新米を販売します。マスコットキャラクターのまつドリーがドローンを操作している感じでイラストを作って」や「生徒に描いてもらった原画をもとに新米販売のイラストを作って」と生成AIに描いてもらいました。
2合用の真空袋を準備して、直接プリントした場合とシールを張り付けた場合の4種類のパッケージを作りました。販売の際は、お好みで選んでいただき、結果的に、2と3がよく売れました。