10月7日(火)の5・6校時に、2・3年ビジネスキャリアコースのうち「なかこうキャリアデザインラボ」の受講者が、本校学校運営協議会委員の平田有子様から特別授業を授かりました。
平田様は、現在、株式会社長崎新聞社において上五島支局長を担っておられ、新聞が読者に届くまでの過程について、読者を引き付ける記事内容の充実といった編集の側面はもとより、離島・半島部を抱える長崎県の地理的要件を踏まえた印刷・配送上の工夫や配慮に至るまで、パワーポイント、記事データベース、配付資料等を交えながら具体的に紹介していただきました。また、小論文やレポート作成の際に大いに参考となる「読み手に伝わる文章」についての説明に加え、在職中の職場環境の変化や仕事に対するやりがいについても触れられ、今後のキャリア形成や進路選択に大いに役立つ情報を提供していただきました。
生徒からは、「新聞記者は様々な人にインタビューをするのでコミュニケーション力があり、聞き上手だと思いました。」、「特に印象に残ったのは、『新聞はちっちゃな歴史』という言葉です。」、「『正しいことをありのまま』、『写真を加工しない』などのように事実を伝えるという姿勢に感銘を受けました。」、「事件の記事を新聞に載せるのは、これから事件などがおこらないようにするためということが心に残りました。」、「日々の小さなことでも、見方を変えたらおもしろいと思えることを増やすことができたらいいなと思います。」、「新聞社では、協働性やチームワークが大切で、多くの部署や人の手を経て読者に届けられているということが分かりました。」、「新聞社で働いている人の数が昔は400人以上いたのに、今では200人程しかいないということに驚きました。コンピュータ等による技術の進歩を実感しました。」、「読み手に伝わりやすくするためのコツを教えてもらって起承転結や言葉選びなどを気を付けると良いということを知れてよかったです。このことは、新聞に限らず、パブリックワークの発表やプレゼンテーションにも使えるから覚えたいなと感じました。」、「来年3年生になって進路と向き合わないといけないので、今のうちから会社とか、どんな仕事内容なのかとか情報を頭に入れておきたいなと思います。他にももっと職業について知りたいと思いました。」、「将来、収入とか色々な要素で職種を選ぶと思いますが、その一つとして『やりがい』というのは仕事を続けていく上で大事な要素と思いました。」といった所感が寄せられました。
次回の本校学校運営協議会の委員の方々による特別授業は、11月11日(火)の午後に予定しております。同日は、天気に恵まれれば、外庭等(校門付近)において授業を催す予定にしておりますので、保護者の皆様や地域の方々におかれましても御参観いただけましたら幸いです。