令和6年度 「人生の達人セミナー」
1 日 時 令和6年10月31日(木)
13:40 ― 13:50 開会行事
13:50 ― 15:00 講演 (70分)
15:00 ― 15:20 質疑・応答(20分)
15:20 ― 15:30 閉会行事
2 会 場 本校体育館
3 講 師 山崎 歩 様(本校14回生) 株式会社スタジオレヴォ 代表取締役/プロデューサー
(「崎」は正しくは「大」の部分が「立」です。)
2005年12月 カリフォルニア州立大学ロングビーチ校(CSULB)卒業
在学中のインターン時よりハリウッドのポストプロダクションなどで実務に携わる
【関連作品】「RENT/レント」「ジャーヘッド」「サイレントヒル」「RV」他
2006年10月 帰国
映画製作会社で制作担当として勤務
【関連作品】「ハルウララ」「あなたを忘れない」「ぼくたちのプレイボール」他
2010年 2月 株式会社スタジオレヴォ設立、現在に至る
【関連作品】「TAKAMINE〜アメリカに桜を咲かせた男〜」「スクール・オブ・ナーシング」
「マリッジカウンセラー 結衣の決意」「マリッジカウンセラー」「あこがれの色彩」
「親のお金は誰のもの―法定相続人―」「Hakoniwa」他
4 演 題 「 職業:映画プロデューサー ―企画開発から劇場公開まで― 」
5 内 容
私たちの身近にあるテレビや映画といったメディアを、どのようにして制作していくかという過程を中心にお話ししていただきました。映画作りには5つの工程があります。
(1) Development:企画開発(企画立案・脚本家決定・監督決定・取材&脚本開発・予算組みなど)
(2) Pre-Production:撮影準備(キャスティング・スタッフィング・キャスティング・ロケハンなど)
(3) Production:撮影
(4) Post-Production:撮影仕上(編集・グレーディング(色補正)・音響編集・音楽ミキシングなど)
(5) Distribution:配給宣伝(劇場ブッキング・宣伝・劇場公開・配信・パッケージ販売など)
生活の一部となっている映像世界ですが、その一つの作品には、数多くの人の思いが詰まっており、その中心となってつなげていくのがプロデューサーという職業です。だからこそ、できあがった一つの作品は自分の子どものように思い入れがあると仰っていました。また、山崎様からは、紆余曲折あって、今この職業に就けたことは、これまでの様々な価値観や考え方をもつ方々に出会って、自分自身を見つめることができたからこそであり、自分自身と向き合うことの大切さを教えていただきました。生徒にとって、これまでと違った映画の新しい見方を見つけることのできた、意義深いものとなりました。