12月10日(日)から12月13日(水)の3泊4日で東京方面からの修学旅行から帰ってきたことを報告申し上げます。
テーマはWell-being、裏テーマとして壱岐の魅力の再発見と課題発見を掲げていました。
1日目(12月10日)は渋谷スクランブルスクエアにて渋谷QWSと渋谷SKYに行ってまいりました。今年度、年間を通して本校の将考の時間に関わってくれている古川様や平山様がバスガイドや渋谷での案内を買って出てくれて、生徒たちは今までの学びと今回の学びを有機的に関連付けながら過ごすことができました。
渋谷区は「違いを力に変える街」というコンセプトを掲げており、多様性を受け入れ、力に変えてきたのが渋谷という街です。カオスで、未完成で、エネルギーがある。そんな渋谷だからこそ形成できるコミュ二ティが渋谷QWSに作られています。企業人や学生、フリーランス、経営者など様々なバックグラウンドをもつ人々が肩書や立場を超えて集まり、刺激を与えあいながら、それぞれの課題を磨き上げ、自発的・創発的にいろんなアイデアが生まれる発想の場を目指している様子を垣間見ることができました。
渋谷SKYとは渋谷スクランブルの屋上に位置する展望施設のことであり、地上約230mの位置から足元の渋谷交差点を見下ろし、眼前に広がる東京を眺め、非日常なる体験を満喫していた様子がうかがえました。
2日目(12月11日)は終日東京都内研修でした。
中には朝食を食べてすぐに満員電車を味わってみたいと出かけていく班もいくつか見られました。各班思い思いの場所を巡り、メディアでしか見た事のなかった憧れの場所を満喫してきたようです。また、壱岐になくて東京にはある、一方で東京になくて壱岐にある「もの」を何かしら感じたことかと思います。
3日目(12月12日)は東京ディズニーランドを楽しんできました。
午前中、チャックスファミリー様から東京ディズニーランドの母体となるオリエンタルランドの経営理念や、キャストがどのような教育を受けているのか。自立と半自律、そして自律の違いを学び、チームで働くことの良さについても感じることができたようです。時間は90分程度でしたが、生徒たちは講師の話を食い入るように聞き、本校が目指すWell-beingのかたちを生徒自身も腑に落ちて感じた様子でした。午後からは実際にディズニーランドに入り、実際にキャストの皆様からのおもてなしを目の当たりにしながら楽しんでいました。
4日目(12月13日)は浅草散策でした。
前日ディズニーランドから帰る際に雨に濡れて体調を崩した生徒がいないか心配していたのですが、みんな元気に最終日を迎える事ができて安心しました。
さて、雷門でも有名な浅草寺は観光スポットでもあり見渡す限り人、人、人でした。昨今の円安の影響もあってか2人に1人は外国人ではないかと思えるほどでした。大都会に残る最古の商店街でもある仲見世通りの情緒と風情を肌に感じた事かと思います。
今回の修学旅行の企画から運営まで携わってくださったJTB様からは添乗員2名がこの4日間ずっと帯同いただき、生徒のサポートを懇親的にしてくださいました。最後のフェリー見送りまで残ってくださったのですが、生徒たちがフェリーからスマートフォンのライト機能をペンライト替わりにその見送りに応えていた姿には目頭が熱くなりました。
たった4日間でしたが、その間に生徒たちは一回り大きく成長できたと感じています。今回生徒を陰ながらサポートしてくれた古川様、平山様、JTBの皆様、そしてもちろんお子様を快く送り出してくださった保護者の皆様に感謝申し上げます。2学年として過ごすのも残りわずかとなってきましたが、3学期も生徒の成長を見守っていきたいと思いますので、今後とも本校の教育活動に対してご理解とご協力をよろしくお願いいたします。