2月13日(木)5-7時間目
東京大学 宇野健司先生をお招きし、
1年生を対象に「問題解決のための対話コミュニケーション」を主とした講義をしていただきました。
最初に今回の講義のルールを提示し、話す・聞くための環境づくりが行われました。
「君たちは、今日は壱岐高校1年生ではなくて東大生だ」という宇野先生のお言葉に、
少し照れたような、でも嬉しそうな表情が印象的でした。
最初は緊張しているようでしたが、意見を発表するたび、宇野先生がめいっぱい褒めてくださったこと、
同級生たちみんながうんうんと頷きながら一生懸命に話を聞いてくれたこと、
意見を言い終わった後に大きな拍手をしてくれたことが、発表した子たちの大きな自信と安心につながったようでした。
「意識するべきことを頭に入れてディスカッションしてみる」、「そこで考えたことを、勇気をもって発表する」、
そして「それを受け入れる」という構図が生徒たちに自信をもたせ、
表情や意見の伝え方がどんどん前向きに変容していく姿は、教員としてグッとくるものがありました。
講義のあとには宇野先生の「東大 宇野ゼミスタンプ」を押してもらいたい人たちの大行列ができるほど、
生徒たちにとって、とても大きなきっかけになったようです。
講義を受けて、生徒たちからは
「これまで意見があっても挙手しないで、指名されてから答えることが多かった。でも今日の講義を通して、それはカッコ悪いし、とてももったいないことだと感じた。これからは勇気をもって、間違えてもいいから発表してみたい。」
「性格と人格は別だと知り、驚いた。裏表がある人間というわけではなくて、ふさわしい場所でふさわしい態度をとることが人格だと知った。一生をかけて良いと思える人格を形成していきたい。」
「今まで曖昧に大事なのだろうと思っていた『社会性を高めていくことが幸せにつながる』ということを改めて学べてうれしかった。これから社会に出て行くうえでの常識や上手くいくためのコツを、実際にアウトプットしながら学んでいけてとても楽しかった。これからたくさん場数を踏みたい。」
などなど、宝物のような言葉がたくさん出ました。
生徒たちだけでなく、講義を受けた教員もとても刺激を受けました。
生徒たちの可能性を信じ、目を合わせて話を聞き、めいっぱい褒めたい気持ちでいっぱいです。
今回、少し背伸びをした生徒たちでしたが、本当に立派でした!かっこよかったです!
「迷ったらGO」を合言葉に、次年度の講義までどれほど進化してくれるのか、79回生の今後がますます楽しみです!