コアハイスクール事業に伴う第3回の遠隔授業は、北松西高校の配信により行われました。「捕鯨の歴史」というテーマで捕鯨の歴史・世界と日本の現状について知り、今後の捕鯨や鯨食文化について各班で考えたことを他校の生徒と意見交換をしました。
鯨食は日本の伝統文化の一つである上、壱岐市勝本町には鯨伏(いさふし)という地名があり鯨との関連が想像できます。また、捕鯨で財を成した旧家や大きな石積の塀なども現存しています。かつて(昭和中期頃まで)鯨肉の赤身は地域の鮮魚店で安く販売されており、壱岐島民のたんぱく源の一つでしたが、時代の変化と共に、今はもうほとんど手に入らなくなりました。捕鯨が盛んであった平戸や五島列島も壱岐と同じように鯨食文化は廃れています。
今の高校生にとっては「過去」のことですが、捕鯨や鯨食文化の現状を知り、今後の捕鯨がどうあるべきかについて自分なりの考えを持つよい機会となりました。