キャリアアップウィークの一環で2年生を対象に7月28日(水)に国際協力NGOルマナイサモアと協力して世界の島とつながる授業を本校で行いました。
国際協力NGOルマナイサモアとは、島国サモア独立国において、歯科医療支援・教育支援をおこなっている団体です。
コロナ禍のため、オンラインでの実施となりましたが、ルマナイサモアからファシリテーターの方に講師になっていただき、講義やワークショップ等を通じて、国際理解を深めました。
ワークショップでは「貿易ゲーム」と呼ばれる体験型ゲームを行いました。
貿易ゲームでは全クラス混合で3~5人グループを作り、1つの国として与えられた物資(ハサミや紙など)を使いながらできるだけお金を稼ぐことを目的とします。
ただ、与えられる道具や資源にはグループ間で大きな差異があるため、お金を稼ぐ過程で他のグループとの交渉や協力が求められ、生徒たちは教室内のいたるところでどうやったらお金を効率的に稼ぐことができるのかを必死に考えながら活動していました。
貿易ゲーム終了後の振り返りの時間では、体験した貿易ゲームが実際に世の中で起きていることを疑似体験するものだったと知り、経済格差について体験的に学ぶことができました。
ぜひ、ご家庭でもお子様と世界の島とつながる授業について話題にしていただければ幸いです。
以下、参加した生徒達の感想を一部紹介します。
ゲームを通して、世界の様子を表して、体験できたことが楽しかったです。私たちの班は、資源となる紙しかなく、たくさんの班から道具を借りることに苦労しました。お金を得るためには、何かを失わなけばいけないと思いました。シール(現実でレアメタルを想定したもの)を求めていたチームがあって、理由を聞いても答えてくれなかったこともあって、世界もそういう感じで貧しいところには理由をつけて利益を得ようとするんだと思いました。
貿易ゲームを通して、世界の国々や不平等さや不公平さがとても分かった。最後の話し合いで、他の人の意見で納得する部分があった。
世界の国が抱えている課題を、ゲームとして自分たちで体験することで、貧困な国からの発展の大変さを実感することができた。だからこそ、各国での情報や技術の共有や食料の提供がとても大切になってくるんだなと感じた。