9月25日(月)17:40~ 図書室にて人生の達人セミナーを行いました。
講師は、新型コロナワクチン後遺症九州・沖縄患者の会の辻奈瑠美先生です。
はじめに簡単な自己紹介の後、「気づけたからこそ今の私にできること」と題し
て講話をいただきました。概要は次のとおりです。『私は、2年半前にコロナワ
クチンを接種して原因不明の発熱や筋肉のけいれんなどを引き起こし、日常生
活に支障をきたすほどの後遺症に苦しんできました。病院を受診しましたが、い
ろいろな検査を受けるも異常な診断は出ず直接な原因が分からない状態(評価
不能)が続きました。私はワクチン接種がなんらかの原因ではないかと考え、接
種後の健康被害について、国内のデータ、外国のデータを集めてみました。
そこには、私と酷似した症状を訴える人も多くいることが分かりました。私は後遺
症により、働くことができず診療にかかる高額の医療費の支払いで苦しい生活を
余儀なくされました。労災保険の申請を行い、1年後に国が認定しましたが、十分
な補償は受けられておりません。現在、熊本県の専門医師に診てもらい、後遺症の
およそ80%程度を回復しましたが、完全ではありません。行政は今回のコロナワク
チンを含め他のワクチンにおいても接種を推奨していますが、接種後の健康被害の
可能性についてあまり説明されていないことに疑問を持ちました。私はワクチン接種
後に、このような後遺症が残るなどとは、全く考えてもいませんでした。健康被害を受
けたことで、私は気づいたのです。あくまでもワクチン接種は任意であり、接種をする
かしないか、個人でしっかり判断し納得して決めるべきものであると。そのためにも
行政はメリットとデメリットの情報を公平に提示してほしいと思います。生徒の皆さん、
私たちは毎日膨大な情報の中で生活しています。報道・ニュースで伝えられることの
すべてが正しいと思ってはいけません。与えられる情報に何も疑いを持たず流されて
はいけません。自分で調べて判断し、自分で考えて動くことが大切です。』
生徒の感想文には、「情報社会に流れる情報は鵜のみにするのではなく、自分の考
えで取捨選択することが大切だ。今日の講演はこれからの人生において大切な示唆を
いただいた」など、書いてありました。