9月1日(金)、17:40~定時制図書室にて2学期始業式を行いました。堤校長先生
からの講話の概要については次のとおりです。『諸君、始業式に集ってくれてありがとう。
夏休みはどのように過ごしましたか。アルバイトで忙しかった人も多いことと思います。
突然ですが、アルバイトはどういう目的でしているのかな?将来を含めて、何のために
どういう目的で働くのですか。イソップ物語の「3人のレンガ職人」の話を紹介します。
旅人が3人に対して「何をしているのですか」と尋ねると、「Aは、親方の命令で仕方なく
レンガを積んでいる。Bは、レンガを積む仕事で家族を養えてありがたい。Cは、レンガを
積んで後世に残す大聖堂つくりができて光栄だ。」と答えました。3人の仕事は同じで賃
金も変わりません。いったいこの3人の目的の違いはなんでしょうか。Aは単なる仕事と
して特に目的なし、Bは生活費を稼ぐことを目的、Cは崇高な志を抱き、世のため人のた
めに貢献することが目的としている。10年後はいったいどうなったと思いますか。
Aは相変わらず文句を言いながらレンガを積む。Bはよい賃金の高い仕事に転職する。
Cは大聖堂の建築現場の責任者になって働き彼の名前が付けられた。働くことの目的は
・お金のため・自分のため・家族のため
・社会の一員として認められたい
・自分の能力や才能を開花させたい
・仕事を通じてやりがい・生きがいを感じたい
・縁あって同志となった仕事仲間と良好な関係を築いて喜びや楽しみを共有したい
などなど 実にさまざまであり、一人ひとり違うはずです。
しかし、大切なことがあると思います。それは「なぜ(Why?)」を常に考えて
働くことです。つまり、様々なことに疑問を持ち自分自身でよく考えてみることが
大切なんです。
アルバイトや毎日の学習、学校行事などの目的について今一度考えてみましょう。
そして、その目的を成し遂げるための具体的な目標を立て、行動に移してしてみま
しょう!そして、それぞれが「充実した2学期だった」と思える期間にしまし
ょう!』生徒は真剣に自分のこととして頷きながら聴いていました。