【1日目:11月14日(火)】
全員長崎空港に集合し、JAL606便で羽田空港へ。バスに乗り換え、筑波に向かいました。
筑波では、「物質・材料研究機構(NIMS)」、「高エネルギー加速器研究機構(KEK)」、「国際協力機構(JICA筑波)」、「国土地理院」の4班に分かれて、研修を行いました。最先端の研究を間近に見たり、アジア各国の政府高官で水災害の研修で来日されている方々と直接意見を交わしたりするなど刺激的な時間を過ごし、研修後はとても興奮した様子でした。
KEK |
NIMS |
国土地理院 |
JICA |
その後、「つくば宇宙センター」に集合し、 クラス写真撮影後、施設内を見学しました。 |
【2日目:11月15日(水)】
午前中は筑波大学を訪れ、「素粒子物理学」、「分子生物学」、「国際経済」、「国際学」の4班に分かれて講義を受けました。実際に大学の先生方による講義を受講して大学生の気分を味わいつつ、専門性の高い内容について行こうと必死に聴き入っていました。
筑波大学の後は上野へ移動です。国立科学博物館または国立博物館で研修した後は、班に分かれて上野散策(自主研修)です。この日のために、研修コースや移動手段などの計画を立てていました。夕食を済ませて19 時までに両国のホテルに戻る、というミッションを見事に達成することができました。
また、希望した12名は、別途、西麻布の「ポルトガル大使館」を訪問するという、大変貴重な機会を得ました。ベネド次席からポルトガルの文化や歴史を学んだ後、長崎北陽台生が次々にポルトガルの食文化や慣習等について質問し、楽しいひと時になりました。また、思いがけず熱い歓待を受けたのが、途中で公務から戻られたセレーノ大使です。特別に執務室にお招きいただき、壁に飾ってあったクリスティアーノ・ロナウドのユニフォームの前で肩を組んでツーショット写真を撮ってもらう頃、長崎北陽台生の興奮は最高潮を迎えていました。長崎北陽台生を「ファミリー」と呼んでくださる心温かい方で、全体の集合写真はセレーノ大使のインスタグラムにアップされています。「ポルトガルの高校生とオンラインで交流をしたい、互いの学校生活の様子などを話したい」という生徒からの提案も前向きに検討していただけるそうです。長崎北陽台がポルトガルと長崎を結ぶ先駆けになれば良いと思います。現役外務官から「海外で働くということ」についての講話もあり、とても中身の濃い訪問となりました。
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この訪問の実現に向けてご尽力いただいた方々には、 |
【3日目:11月16日(木)】
最後の研修は、「東京グローバルゲートウェイ」でした。「プログラミングを体験しよう」、「ニュース番組を作ろう」、「日本にいながら留学体験」、「エアポートゾーン体験」など、各班に分かれて色々なメニューに取り組みました。7~8人から成る班に一人ずつ外国人指導者がつき、使用言語は全て英語でした。研修中はタブレットやスマホの使用は不可、という徹底した英語環境に身を置きながら過ごした4時間でしたが、英語学習に対する生徒達のモチベーションはかなり上がった様子でした。研修後もこの気持ちを忘れずにいてほしいと思います。
16:30頃、無事に長崎空港に到着し、それぞれ帰路につきました。帰宅後、ご家庭で数々の体験話に花を咲かせたことは間違いありません。