6月2日(日)
大村市体育文化センター シーハット大村で行われている卓球女子シングルスの結果です。
【1回戦】
●山嵜さつき(1)-○川棚(3)
第1セットは互いの力が拮抗し、勝利の女神がどちらに微笑むのかわからない展開に。
9-10で迎えたセットポイント。
1点取れればデュースというところでしたが、スマッシュの精度に競り負け、先制を許してしまいます。
第2セットは、自分のミスもあり、6-11と連取されてしまいました。
そして迎えた第3セット。
卓球歴2年目の山嵜さんですが、得意のサーブで相手の守備を崩すことに成功。
11-9で窮地を凌ぎます。
しかし、課題であった体力面で相手について行くことができず、セットカウント1-3で1回戦敗退となりました。
●浦琴梨(2)-○壱岐(3)
高校入学後、初めての高総体かつ初戦でフルセットまで持ち込みました!!
しかも、得意のサーブで第1・第2セットを連取するという素晴らしい展開に……。
しかし、第2セット終盤から、徐々にサーブを攻略され、逆に第3セットは、甘く入った玉を強打されてしまいます。
あと1つ取れれば勝利……というところで迎えた第4セット。
第3セットの反省を活かし、丁寧なブレーを心がける浦さん。
辛抱強く粘り、デュースを何度も繰り返しますが、13-15でセットを落としてしまいました。
そのまま押し切られる形で、第5セットも落とし、高校の公式戦デビューを勝利で飾ることはできませんでした。
●宗 優妃(2)-○壱岐(3)
こちらもフルセット。
第1、第2セットは、緊張のせいかミスを連発。
得点をほとんどとれないまま、2セット連取されてしまいます。
もう後がない第3セット。
ここで、優妃さん、ようやく相手サーブに対応し始めました!!!
そこに相手のミスも重なって、第3、第4セットを連取します。
そのままの勢いで乗り切れるかと思った第5セット。
相手も修正してきたため、9-9と勝利はどちらに転んでもわからない展開へ……。
しかし、ここで相手に2点連取されてしまい、9-11で惜敗となりました。
●宗 優心(1)-○諫早商業(3)
団体戦で大物ルーキーの片鱗を見せた優心さん。
昨日の経験を活かし、カットマンを相手に粘り強く戦います。
攻められる球は見逃さず、バックハンドでしっかりと攻撃……高校に入ってから、練習を重ねてきたフォアでの攻撃も結構うまくいき、負けはしましたが、今後に期待できる試合内容だったと、顧問の先生は語ります。
試合終了後、優心さんは
「3年生はいなくなってしまうけれど、粒高を使いこなし、勝てなかった相手にも勝てるよう頑張ります」
とコメントしてくれました。
●荒木葉月(1)-○佐世保西(3)
2回戦から登場することになった荒木さん。
昨日の団体戦から、負傷している足が痛み続けているそうです。
2セットを連取され、後がなくなったところで、足の痛みと悔しさに涙があふれます。
ですが、それでも、持ち前の“負けず嫌い”を発揮し、気合いと根性で第3セットを取り返しました。
しかし、足に力が入らず、いつもなら強く打てるはずの球も打てなくなり、ジリジリと追い詰められた結果、初戦敗退となってしまいました。
いよいよ明日は、最後の戦いです。
負傷者の多い卓球部女子の皆さんですが、それでも諦めずに戦い抜いてくれることと信じています!!!
(ちなみに、顧問の先生が、足を負傷している荒木さんに、明日の棄権を勧めたところ、「それは癪だから嫌だ!!」とここでも負けず嫌いを発揮しているようです。)
3年生と戦える最後の試合。
部員全員が、悔いのない内容で最終戦を終えてくれることを願います。
“自分に打ち勝て!!小さな島のアスリートたち!!!”