6月1日(土)
大村市体育文化センター シーハット大村で行われた卓球女子・団体戦の結果です。
【1回戦】
○中五島(3)-●佐世保西(2)
初戦から激戦でした。
フルセットの末、勝利を手にした中五島高校女子卓球部。
1回戦突破です!!
最初に登場したのは、宗優妃さん(2年)。
効果的なサーブや練習の成果を発揮した打ち方で相手のミスを誘い、1番手としてチームに初勝利をもたらしました。
そんな宗さんと横並びで試合をしたのは、山嵜さつきさん(2年)
高校から卓球を始めたという山嵜さんですが、緊張で手が震えながらも、第1セットを先取します。
しかし、第2、第3セットは、思うようにいかず、第4セットも追いすがりましたが9-11と一歩及ばす敗退となりました。
1勝1敗で迎えたダブルス。荒木葉月さん(3年)と宗優妃さん(2年)が勝負に挑みます。
第1セットは、相手のサーブとテンポの速い攻撃に翻弄され、相手に先取されます。
第2セット。先ほどの悔しさからか、2人もよく声を出し、気迫のこもったプレーでチャンスボールをしっかりと自分たちの得点につなげ、1勝1敗の五分に持ち込みました。
第3セットを落とし、迎えた勝負の第4セット。攻守ともになんとか頑張りましたが、もう少しのところで惜敗しました。
4番手として登場したのは、卓球部女子の中で唯一の3年生である主将・荒木葉月さん。
対戦相手は、先ほどのダブルスで敗れた相手です。
しかも、1ヶ月前から捻挫していた足に激痛が……。
1勝2敗……もう後がない……。
とにかく声を出し、自分を鼓舞し、気合いを入れる荒木さん。
先ほど苦しめられたテンポの速い攻撃にも食らいつき、チャンスボールは確実に自分のものにする。
まさに、“あきらめたらそこで試合終了”の中、気迫と根性で乗り切り、3-0のストレートで勝利をつかみとりました。
そして、迎えた最終戦。
勝利の行方は、1年生で唯一、団体戦に出場している宗優心さんに託されました。
対戦するのは、先ほどのダブルスで姉の優妃さんが敗れた相手。
2-2で迎えた第5セット。
このとき、隣の台で試合をしていた荒木さんの勝ちが確定し、最終セットを前に、すべての重圧が優心さんに襲いかかります。
「この場面で緊張しない選手はいない。あとは気持ちの強い方が勝つ」と、監督である顧問の先生に送り出された優心さん。
自分の打てる球で確実に攻め、姉の仇をしっかりととる形で勝利を収めました。
ひとりひとりが最後まで諦めなかった結果が、団体戦に勝利をもたらしたのではないでしょうか。
のしかかるプレッシャーをはねのけた大物1年生・宗優心さんの今後も楽しみですね。
2回戦の様子もこの後、お伝えします。