12月1日(月)に本校視聴覚室で、人権教育講演会が開催されました。
今年度は、長崎県県民生活環境部、人権・同和対策課の森法子さまと人権・同和教育指導官で琴海中学校教諭の大木淑太郎さまを講師にお招きし、『気づく 語れる つながる 仲間づくり』をテーマに講演をしていただきました。
最初にアイスブレイクとして行われた『ハンバーガーじゃんけん』では、生徒たちが自由にグループをつくって楽しそうに取り組んでいる姿が印象的でした。
講演では、『ふつうって何だろう?』という問いかけや、無自覚の思い込みや偏見からくる『アンコンシャスバイアス』についての様々な実例を交えた説明、公平な社会を実現させるために取り除いていかないといけない、『物質的なバリア』『制度のバリア』『文化・情報のバリア』『意識のバリア』の4つのバリアの紹介など、生徒たちはもちろん、我々教職員も勉強になるお話しをたくさんしていただきました。
特に、まとめの言葉として伝えられた「あなたはあなただから素晴らしい」という言葉は、生徒たちの心に残ったようです。
講演の最後に、生徒を代表して3年次生の甲田さんが、「『ふつうって何だろう?』というお話しは特に考えさせられました。また、自分たちが知らなかったバリアをこれからなくしていけるように行動していきます」とお礼の言葉を述べました。
講演会終了後、2年次生の生徒は、「『ふつう』や『当たり前』などを決めつけないことが大切だと、今日の講演会で学べてよかったです」と話してくれました。
お忙しい中、本校の生徒たちのために講演をしていただいた森さま、大木さま、ありがとうございました。今回の講演会で教えていただいたことを生徒たちが今後の生活で生かしていけるよう、指導していきます。