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Vol.2 地域科学科についてお知らせします。

2022年4月28日更新

  令和3年6月8日に、県教育委員会は、「文部科学省の『普通科改革』の動きを踏まえて、松浦高校の普通科(2学級)にかえて、地域科学科(2学級)を導入する」と公表しました。

  このことによって、令和4年度の松浦高校入学者選抜・募集定員は、地域科学科(2学級 80名)、商業科(1学級 40名)となります。
また、現在の1年生が卒業する令和6年3月末まで、普通科と地域科学科が同時に存在することとなります。

 新聞の報道等で地域科学科のことを知った皆様は、たくさんの疑問をお持ちになったことと思います。そこで、今回の「松高に思う(校長通信)」では、疑問のいくつかにお答えしながら、「地域科学科とは何か」について、お知らせしたいと思います。

 Q1 地域科学科は、普通科なのか?

A1 普通科(正式には、「普通教育を主とする学科」)です

  学校教育法施行規則の改正等により、「(普通科において)特色や魅力ある教育内容を表現する名称を学科名とすること」が可能となったことなどを踏まえ、松高普通科にかえて、地域科学科を導入することとなりました。

  令和4年度から、松高では地域科学科と商業科の2つの学科が設置されることとなります。地域科学科は、国公立大学を含む上級学校への進学を、商業科は企業等への就職を主な進路先とした教育活動を進めます。

 Q2 名称が変わるだけなのか?

A2 以下のキャッチフレーズとコンセプトが、「地域科学科」について、わかりやすく示していると思いますので、紹介します。

【キャッチフレーズ】

    松高にしかない “シン(深・伸・進)化した普通科” それが「地域科学科」

【コンセプト】
 
キャリアプランニングに応じた「普通科目の学び」と「地域課題解決型学習(まつナビ)」を「深め」、社会の変化に対応できる「課題解決能力」と「ふるさとを大切にする姿勢」を身につけ(伸ばす)ことで、キャリア形成(希望する「進路」の実現)を図る学科

 地域科学科は、これまでの松高普通科における学びを継承・発展(シン化)させ、「科学的・実践的な学び」に重点的に取り組む学科なのです。

 Q3 「科学的・実践的な学び」とは何か?

A3 次の3つの学びを関連づけ、深めていく学びのことです。

1.総合的な探究の時間での、自らの「将来像や役割(職業)」について調べ、考察、判断(決断)する「キャリアプランニング」

2.松高独自の地域課題解決型学習「まつナビ ※ 」

   ※地域課題について調査・考察し、解決策を発表・実践する探究活動

3.キャリアプランに応じた普通科目(国数「社」理英など)の学び

  今後の国公立大学入試等で必要となる、課題解決型の「思考力・判断力」等を育成する「科学的な学び」、実社会とリンクするコミュニケーション力(傾聴、対話、発信)などを育む「実践的な学び」を、1~3の3つの学びを関連付けながら実現していきます。

Q4 卒業後の進路はどうなっているのか?

A4 これまで松高普通科では、「国公立大学」「私立大学・短期大学」「高等看護学校」「専門学校等」への進学を実現してきました。

 地域科学科では、個別指導を中心としたこれまでの進路実現に向けた取組に加え、「科学的な学び」や「実践的な学び」を深めることで、国公立大学の入学試験等で求められている「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「学びに向かう姿勢」を育成し、生徒一人一人の「キャリアプラン」に応じた進路実現(キャリア形成)を進めていきます。

 今後も、令和4年度の「地域科学科」へとつながっていく、現在の「松高生の学び」を紹介して参ります。ご期待ください。

 

長崎県立松浦高等学校 校長 小野下和宏

 

 

上記の内容をまとめた「地域科学科 ビジュアル資料」はこちらから

 

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  • 住所:〒859-4501 長崎県松浦市志佐町浦免738-1
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