9月11日（水）東アジア歴史・中国語コースの1年生（4名）と2年生の歴史学専攻生徒(4名）が壱岐島内を巡検しました。今回は、勝本町の勝本浦散策と生池城跡を巡り、長崎県埋蔵文化財センターより寺田所長様・山梨様が同行してくださり、解説をして頂きました。勝本浦では、朝鮮通信使に関する記録として残る『朝鮮通信使迎接所絵図』を元に、約2500坪の規模を誇る朝鮮通信使の迎接所の面影を探し歩きました。絵図と航空写真を比較しながらみんなで意見を出し合い、勝本浦を散策しました。散策することで、普段は気づかなかった神社や街並みの様子を楽しみました。

　次に中世の山城である生池城跡を巡りました。松浦党の有力者の一人とされる源壱の居城とされており、三重の土塁と二重の空堀がある堅固な山城です。寺田所長様の解説を聞きながら、堀や土塁を歩き廻りました。詳しい調査が行われていないということで、どのような目的で誰から守るための防御拠点であったのかなど壱岐の中世について、さらに興味関心が高まりました。埋蔵文化財センターの先生方、ありがとうございました。