令和6年8月28日(水)東アジア歴史・中国語コースの1年生が、歴史学入門の授業で7回目の島内巡検を行いました。2学期最初の巡検は、郷ノ浦町の鎌崎遺跡と大米古墳を訪れました。鎌崎遺跡は弁天崎公園内にある縄文時代の遺跡です。加工の跡がわかる黒曜石を見つけることができました。次に大米古墳を訪れました。市の指定史跡である大米古墳は、標高68メートルの丘陵上に築造された古墳で、海を一望するこができます。古墳の石室には、船とクジラもしくはイルカを連想させる大型生物が表現されている線刻画が描かれているということで、一生懸命探しましたが見つけることはできませんでした。漁労の様子を表現した線刻画は珍しいもので、壱岐の古墳文化を解明する上で、欠かすことのできない貴重な古墳の1つです。次に訪れる際には、線刻画を確認できるように、さらに古墳について学びを深めたいと思います。2学期も多くの歴史遺産を巡り、壱岐の歴史理解を深めていきたいと思います。