さて、2021年がもうすぐ終わろうとしています。日本漢字能力検定協会は2021年の世相を1字で表す「今年の漢字」を「金」と発表しました。東京オリンピック・パラリンピックで日本人選手が多数の金メダルを獲得したこと、アメリカ大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手や将棋の藤井颯太四冠の活躍で「金字塔」が打ち立てられたこと、新型コロナウイルスに絡む「給付金」などが理由に挙げられていました。
皆さんにとって2021年はどんな漢字1字で表せますか?隣同士で少し話してみてください。
私の漢字は「新」です。4月から「新」しい学校で、「新」しい仲間と出会う年になりました。また「新」しい生活様式などもその理由です。
来年も「良い年だった」と言えるような漢字が浮かんでくるように、常にポジティブな思考と笑顔を心掛けて生活していきましょう。
今年もこれまでの皆さんの頑張りはいろんなところで評価されています。まずは3年生、ここまでよく頑張って、3年生全員の進路が決定しました。自分の進路を決めることは本当に大変だったと思います。本当におめでとう。
そして1,2年生、私は先日、皆さんが企業訪問インタビューやインターンシップなどでお世話になっている島内事業所の方々が集まるある会に出席し、日頃のお礼を兼ねて挨拶をしてきました。その中で各事業所の方々にかけていただいた言葉から「本校生徒への期待の大きさ」をあらためて感じてきました。その期待に応えられる能力や態度を身に付けるためにも、日頃の勉強や部活動、学校行事などにしっかり取り組んでください。
そのために大切なことは、先日の長距離走大会を見ていても感じたことですが、グラウンド側の掲示板や校長室廊下前にも掲示している『叶える気持ち 困難に「立ち向かう勇気」 逆境から「立ち上がる力」 失敗を恐れずチャレンジ』です。
まず皆さんは「何を叶えたいのか」目標を明確にすることが大切です。先生方は、その目標に向かっている皆さんの「困難に立ち向かう勇気」や「逆境から立ち上がる力」を応援することができます。
海陽の先生方を見ていると「わかってもらおう」と皆さんに工夫して教えることだけではなく、皆さん一人ひとりのことを「わかろう」とされています。本当に素晴らしい先生方だと思います。皆さんも「叶えたい目標や夢」など、何でも相談してみてください。
しかし、最後にその目標や夢を「叶える」のは皆さん自身です。これから資格取得に向けた検定なども控えていますが、「叶える気持ち」を強く持って取り組み、自分自身に「困難に立ち向かう勇気」や「逆境から立ち上がる力」が育つように、自分で自分をしっかり教育してください。
2022年も良いスタートを切るために、1月11日からの後期後半が始まる際には、身近な目標や将来の夢をしっかり描いて取り組めるように準備をしてきてください。また全員が元気で登校してくれることをお願いしておきます。
それでは皆さん、良いお年をお迎えください。
令和3年12月24日