まずは選手の皆さん、大変お疲れ様でした。そして学校に残って応援してくれていた皆さんもありがとうございました。
今回の第74回長崎県高校総体では、「挑め 熱き仲間と 頂点へ」のスローガンのもと、3年ぶりの総合開会式が佐世保市で行われ、松井先生を団長に、バレーボール部男子の皆さんが、五島海陽高校の代表として力強く行進してくれました。そして、本校が出場した各競技では、今、各部から報告があったように、チームの中で、またはペア同士で、お互いの努力を最大限に評価しながら、声を掛け合い、最後まで戦い抜く選手の皆さんの姿を見ることができました。また、あらためて勝つことの難しさを知った大会にもなりました。
そのなかで、どんなに得点が離れても、みんなでパスをつなぎ、ラリーをつなぎ、得点に結びつけようとする。そして「勝利」に結びつけようとする、皆さんのそのプロセスを積み上げていく姿に感動しました。そのプロセスの中で、皆さんは、これまで支えてくれた方々への「感謝」や、チーム(仲間)と心から感じ合えた「感激」や、保護者や応援してくれる方々も一緒に「感動」している姿を見ることができました。私はこの「3つの感」ができる人を「三感王」と呼んででいます。
高校時代には部活動を含めて、いろんなことにチャレンジして「感謝」「感激」「感動」できる体験をたくさんしてほしいと思っています。
そして将来、自分たちが「感謝」されるような、「感激」「感動」してもらえるようなことやモノを創り出せる人になってほしいと思います。
また皆さん一人ひとりが体験して得た「感謝」「感激」「感動」を、自分だけのものとはせず、今回、高総体に出ていない人とも共有して、海陽全体の力に変えて、ここにいる全ての皆さんがこれからの様々な課題解決や目標達成に向けて積極的にチャレンジしながら、前に進めていってくれることを期待して、講評とします。
令和4年6月9日