令和7年度 学校長あいさつ
「開花」 咲かせよう、それぞれの花
島原農業高校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
令和7年4月に赴任し第23代校長となりました。令和7年度も、本校に学ぶ生徒のために、島原農業高校全職員で取り組んでまいります。 本年度もよろしくお願い申し上げます。
本校は昭和27年に地域農業の発展と人材の育成の期待を担い、この島原の地に開校されて以来、73年の歴史と伝統を持つ農業高校です。 学科改編した令和2年度より、農業ビジネス科・食品サイエンス科・生活創造科の3学科において、 将来、島原半島の農業・産業・ヒューマンサービス業を担う生徒に、実学(実験・実習)をとおして、実践力を育む教育を展開しています。「誠実・勤労・創造」の校訓のもと、先輩方が築き上げてこられた伝統を受け継ぎながら、 74年目の歩みを進め、新たな伝統を築いてまいります。
今年は「開花」をテーマに、本校の教育目標や努力目標の実現に向け、次の3点を本校生徒に示し、学校活動をすすめてまいります。
1 校訓「誠実」「勤労」「創造」をいつも心に
本校の校訓である三つの言葉を大切にします。誰に対しても真心で接する誠実さ、労をいとわず勤める姿勢、自ら考え創造する力、これらを意識することにより、人に優しく、思いやりのある言動ができる「素直で誠実な高校生」そして「勤勉で発想力豊かな創造力のある高校生」を育成します。
2 自信をもって挑戦し、それぞれの花を咲かせてよう
人にはそれぞれ強みがあります。お互いの強みを認め合い、学校生活に向き合い、自信をもって挑戦することが大事です。教科の学習はもちろん、部活動や生徒会活動において、積極的に取り組み、今、何をすべきか考え、自分で動き、大きく成長していくことが必要です。農業の学びを最大限に活かし、それぞれの生徒が輝ける場所を見つけ出し、一人ひとり違ってもいい、それぞれの美しい花を咲かせるよう支援します。
3 日々の進歩を自覚して努力する姿勢を身につけよう
学校生活の中で、生徒は日々成長します。小さな成長も見逃さず、自覚させることにより自己肯定感を高めるよう支援します。また、農場の生命(いのち)の成長とともに日々の管理の積み重ねや努力の重要性を共有し共に成長します。
生徒が明るく楽しい学校生活を送りながら、「今の自分より一歩前へ、そしてひとつ上を目指す」ことができるよう、教職員一丸となって保護者の方や地域と連携しながら取り組んでまいります。そのために、生徒・職員が何をすべきか課題や問題点を感じとり、何事にも想いを持って丁寧に「本気」で取り組むことを意識してまいります。
「開花」 咲かせよう、それぞれの花
令和7年度は「開花」を合言葉とし、生徒・職員ともに熱い想いで頑張ってまいります。今後とも、一層のご支援・ご協力をお願いいたします。
長崎県立島原農業高等学校長 甲斐 毅彦
(第23代校長 R7.4)