9月12日(金)に人権・同和教育を実施しました。五島市の出前講座を活用し「カネミ油症」をテーマにした内容を依頼しました。九州大学病院 油症ダイオキシン研究診療センター所属で五島地区ご担当の山口様(本校衛生看護科卒)が講師として来校されました。最大の被害地域が地元五島ということで、生徒たちも真剣に講話を聴き「カネミ油症」の歴史や現状への理解を深めました。以下、生徒の感想を一部紹介します。
●五島市の被害者が900人を超えていることが一番びっくりした。
●カネミ油症の特効薬はいまだ開発されておらず長く苦しんでいるので、多くの支援と理解が必要である。
●カネミ油症になったことで、終わらない不安や次世代まで続くのではという不安を持つ人が今後いなくなるよう、今日学んだことを忘れないようにしたい。
●カネミ油症患者の方々が全身症状に苦しんでいる中、周囲からの理解を得られず偏見や差別的な扱いを受けていることに心が痛んだ。