6月7日(水)に、第一薬科大学 薬学部漢方薬学科 大渡勝史先生を講師に招き、「薬物乱用防止」について講話をしていただきました。
先生は、次のようなことを一つひとつ丁寧に説明してくださいました。
1.薬物の定義 2.身近に潜む薬物乱用の例 3.カフェインには依存症がある 4.違法薬物の例(所持しているだけで「犯罪」となる)
5.違法薬物が人間の体内に及ぼす影響 6.人が違法薬物に依存してしまう理由(退屈・好奇心、ストレス逃避・孤立・絶望、その場のノリなど)
7.市販薬の飲みすぎ(オーバードーズ)も幻覚症状や心肺停止による死亡などをもたらす。
しかし、違法薬物の怖さを訴えているにもかかわらず、一人ひとりに違法薬物、大麻との距離は、年々、近づきつつある。長崎県でも平成27年と比べ、令和4年は、
違法薬物による摘発者数が7倍近くに増えている。こういった状況だから、違法薬物の誘いがあったとき、いかに強い言葉で断れるかが、違法薬物依存者の減少に繋がる。
あと、一度違法薬物を利用して、薬物依存から回復しようとしている著名人の例を挙げられた。立ち直る際に、意志の強さといった問題でなく、何度も「もう一度ぐらい
違法薬物使用していいんじゃないか?」という気持ちが襲ってくるという後遺症が残っているとのこと(一度違法薬物に手をつけてしまうと立ち直るのは至難の業)。
まとめとして、「Yes to life, No to drugs.(人生にイエスを、薬物にノーを)」と強く生徒たちに訴えられた。
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