対馬のことを学び考える「対馬高校ESD対馬学」が始まりました。
~平成29年度 第1回対馬高校ESD対馬学」の実施~
本校では、今年度から、対馬市にも協力をいただきながら総合的な学習の時間を活用して、2年普通科の生徒163名を対象に、「対馬高校ESD対馬学」を行うこととしています。
これは、本校が認定されているユネスコスクールの活動の一環として行うもので、自分たちの故郷である対馬の魅力をもっと知り、また対馬の抱える課題について議論し、その解決方法を考えていくという取組です。
初回は、4月13日(木)の5、6時間目に、対馬市市民協働・交通安全対策課の前田剛氏を講師として、『Open the door to the future!対馬の魅力の感じ方』と題し、私たちの知らない対馬の歴史や文化に関する講義をしていただきました。特に日本人の祖先が大陸から対馬を通って日本列島にやってきたという学説や、対馬海峡が日本海側の気候に大きな影響を与えていることなどを聴いて、多くの生徒が驚いていました。
講義の後は、前田氏や対馬市島おこし協働隊域学連携教育コーディネーターの杉田洸平氏をはじめ、5名のサポートを得ながら、今後活動していくグループ分けを行いました。
「対馬高校ESD対馬学」は、7月6日(木)までの間、10回の活動を実施する予定です。前半の4回の講義のあと、5月18日(木)にはフィールドワークを行います。フィールドワーク後は地域の人たちへのインタビューや文献調査を経て知識を深め、6月22日(木)と7月6日(木)の発表へとつなげる計画です。
(注)ESD(Education for Sustainable Development)
「持続可能な開発のための教育」と訳され、環境、貧困、人権、平和、開発などの現代社会の課題を自らの課題として捉え、身近なことから取り組む教育活動で、文部科学省及び日本ユネスコ委員会はユネスコスクールを推進拠点として位置付けている。