６月１０日（火）５・６校時に総合的な探究の時間の一環として、なかこうキャリアデザインラボが実施されました。

この授業は、様々なキャリアを持つ方の講話を聞いたり、その支援を得て体験活動を行ったりすることをとおして、

高校生のキャリア形成や選択の一助とし、キャリアデザインを行っていくことを目的としています。

今回は新上五島町の町おこし協力隊である岸川桃子さんのご協力を得て、

島根県海士町に「大人の島留学」をされている４名の方にお話いただきました。

今回お話してくださったのは、次の４名の方です。

松場　千紘さん（島前ふるさと魅力化財団）

村松　陽さん（隠岐國学習センター）

鈴木　うららさん（北海道教育大学４年生）

乙川　翔太郎さん（海士町複業組合）

４名の方には、自己紹介に始まり、これまでのキャリア選択や人生のターニングポイントについて語っていただきました。

以下、生徒の感想です。

Ｓさん（３年）
みなさん１人１人のこれまでの人生でのできごとや、大切にしていることを聞き、共感することが多かったです。
年齢が近いからこそ分かりあえることがあると知りました。様々な価値観にふれることや、ポジティブな見方だけでなく、
ネガティブな考えも時には大切なのだということを知ることができました。

Ｔさん（３年）
迷ったり、困ったりしたときは周囲の人を頼ることが大切だと感じました。
また、直感を頼ったり、わくわくすることを大切にすることも１つの選択だと思いました。

Ｔさん（３年）
私が一番心に残った言葉は、「想像がつかない」はやらない理由にならないという言葉です。
行動をして経験をしないと何も得ることができないと思うので、いろんなことに挑戦しようと思いました。

Ｔさん（３年）
「人生の変わり目があったからこそ今の自分がいる」という想いが４名の方からあふれていました。
私もいつか「わくわくする場所」「自分の人生の最後」「何か自分にできること」「いろんなことに挑戦する心」を見つけ、
未来の自分につながるようにしていきたいです。

Ｎさん（３年）
４人ともそれぞれ全く違うキャリアを進んでいて、とても面白かったです。
人とのつながりや経験、苦しいことでさえも楽しんでみることが良いということが心に残りました。
挫折は怖いですが、経験してみるのもいいのかなと思えました。

Ｆさん（３年）
４人とも島留学を経験していらっしゃいますが、島留学に至るまでの道のりや、物事についての考え方がそれぞれ違っていて、
お話を聞くのが楽しかったです。コロナの時期に学生だったのは、私たちも４名の方も同じで、
うまく動くことができなかったのはみんな一緒なんだと共感しました。
２時間あっというまで楽しかったです！

Ｙくん（２年）
いろんな人の人生があって、それぞれ全く違う人生を送っていて、学ぶことがたくさんありました。
個人的に印象に残っているのは、鈴木さんの言われた、
「自分なんかという言葉は自分を守っているだけだ」という言葉です。
まるで自分に言われているようで、心に残りました。

Ｓくん（２年）
今回の講話で学んだこととして、まず１つ目は、色んな人との関係性の大切さ、
２つ目は、キャリアの軸として「普通の暮らし」や経験が大事だということ、
３つ目は、自分で自分の可能性を信じること、わくわく感を大切にすること、
４つ目は、いろんな経験をして、いろんな気持ちを味わってみることです。

Ｋさん（２年）
町に貢献したり、夢があってわくわくしたりすると思うので、町の活性化を考えてみるのも面白そう。
自分の人生を見つめ直すことで、今後の人生が変わってきたり、見えてきたりすると思います。
変わり続けることを楽しむことや、想像がつかない自分を考えることのように、軸のないキャリアもいいと思う。
挫折は苦しいことだけど、挫折することによって人生が変わると思うから挫折の印象が変わりました。

Ｙさん（２年）
今回のお話を聞いて、もう一度自分自身について考え直してみようと思えたし、
なれるか、なれないかで頭を使うんじゃなくて、
どうやったらなれるのかということに頭を使いたいと思いました。
聞いてて楽しかったし、すごくためになったので、良い経験になりました。

生徒達からもたくさんの質問が出て、有意義な授業となりました。

今回、コーディネートをしてくださった岸川さん、それから講話をしてくださった４名の皆様、
ありがとうございました。