長崎県
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2018年4月

2018年5月1日更新

4月1日 本日より長崎県立国見高等学校に赴任しました。さわやかな晴れ空のもと、校内の桜が満開で、すごく綺麗です。これから、よろしくお願います。

4月2日 関係機関へ挨拶廻りを行いました。「ようこそ、国見高校へ」と歓迎の言葉と同時に期待の声もかけられました。また、人と人のつながりは、様々だと感じました。ある中学校では、大学の部活動の後輩に、それこそ何年ぶりかに会いました。これからも多くの出会いがあると思います。一つ一つ大切にしていきたいと思います。

4月3日 午後から出張に出かけました。中地区(諫早、大村、島原地区)の高等学校が参加した会議です。島原地区は、雲仙市、島原市、南島原市で構成され、各学校の役割分担や諸行事の確認を行いました。国見高校は、県高体連理事、県高体連バスケットボール競技専門部長が割り当てられていました。過去、私につけられたあだ名は「ミスター高体連」「ミスター部活動」でしたので、なんとも苦笑いでした。まさに、国見高校への赴任は運命であり、今後は、「ミスター国見」と呼ばれるようにがんばります。

4月4日 職員会議が行われました。今年度の様々な行事や業務の確認が行われました。6年ぶりの職員会議は、清々しい雰囲気で行われ、「チーム国見」のいい出発ができると信じています。午後は、島原市医師会看護学校入学式への参加と、島原市内の中学校に挨拶廻りを行い、国見高校への期待を感じました。今日も、多くの知り合いの先生方とお会いできました。人と人がつながる人脈を感じました。

4月5日 終日、学校勤務でした。新年度のため、多くの会議や準備作業などで、先生方も大忙しです。こちらも、やっと椅子に座ることができ、何とか業務を遂行することができました。そして、やっとの思いで、入学式の式辞の構想が固まり始め、何とか作れるようになりました。49名の新入学生のために、しっかりしたものを作りたいと思います。

4月6日 平成30年度国見高校の歓迎会がありました。本校職員はもちろんですがPTA、母の会、同窓会、サポーター会、部活動の外部指導者の方々も参加して、盛大に行われました。新転任者の挨拶で、いち早く国見高校の一員として、生徒のため、学校のためにがんばり、国見カラーを身につけたいと宣言しました。しかし、その一方で、考えさせられることもありました。本校には、寄宿舎がある関係で、舎監は、この歓迎会に参加できません。何とも複雑な心境です。

4月7日 土曜日は休みですが、新年度の準備や部活動の指導などで、職員が学校に来ています。新年度だから仕方ない部分もありますが、申し訳ないという思いもあります。私は、新年度の準備に、やり残しがありますから、当然、学校へ来ました。それと学校現場に戻ったら、必ずやると決めていたことが校内の草刈です。草刈り機を手に、作業着姿で、6年ぶり行いました。久しぶりでしたが、校内が綺麗になるのは、やはり気持ちがいいものです。しかし、今日の天候は、晴れたり、曇ったり、霰まじりの雨と何ともわかりません。どうか、入学式は、晴れますように。

 

4月8日 日曜日で休みですが、草刈りと入学式の準備を行いました。草刈りは、明日の入学式に向けて、校内の玄関周辺です。国見高校には、自作の古墳の模型があります。草が生い茂っていましたので、しっかりと草を刈りますと、古墳内は、光が差し込み、何ともいえない雰囲気になります。また、職員住宅の草刈りは、恐らく何年も行っていないようでしたので、しっかりと刈りました。その結果、駐車場に車1台分のスペースが、すっきりとできました。続いて、明日の入学式の式辞や明日の挨拶文の最終点検を行いました。今まで、何度も、入学式に参加してきましたが、式辞を読むのは初めてです。新入生にわかりやすく、理解してもらうための工夫をしました。自信はありませんが、新入生のために心を込めて作りました。

4月9日 生徒が登校して来ました。まず、驚いたのは島原鉄道のバスが、校内に入ってきたことです。自分の予想を超える出来事でしたので、正直、驚きました。続いて、会場準備並びに大掃除です。昨日までの刈り取った草がありましたので、それを、生徒たちが集めて、綺麗にしてくれました。また、体育館横に設置されたサッカー部の「感動の碑」(元長崎県知事 高田 勇 氏の浄書)をしっかりと磨き上げました。その後、新任式では、国見の印象を「国見=サッカー、サッカー=国見」と触れて、早く、国見のカラーに染まります、生徒のために精一杯の努力をすると宣言しました。始業式では、2,3年生に「当たり前のことを、やりきること」として、「凡事徹底」の話をし、「時間を守る、挨拶をする、日記をつけること」を指導しました。入学式では、入学許可宣言を行い、49名の新入生が入学しました。式辞では、大谷翔平選手の例に「夢、目標、行動で充実した高校生活」ということ伝えました。続く、PTA、母の会の入会式では「学力、生活指導、PTA活動」についてのご協力、ご支援のお願いをしました。最後に、烏兎寮、第三烏兎寮の入寮式を行いました。学校の寄宿舎と同窓会の寄宿舎があり、多くのサッカー部員が生活しております。保護者、新入生を交えて、入寮にあっての注意事項などを確認しました。今日は、合計6本の挨拶を行いました。文才がなく挨拶が苦手な私ですが、精一杯がんばりました。まだまだ勉強不足ですが、やる気と情熱は負けません。いよいよ「チーム国見」の発進です。

4月10日 課題テストや諸調査など、いよいよ生徒の活動が始まりました。教室を覗いてみると、教室が手狭に感じるクラスもあれば、広々としたクラスもあります。特に、1年生は49名の3クラス編成ですので、生徒は、ゆっくりと活動できます。それだけ、個々に応じた教育ができるはずです。また、本校のホームページの件で嬉しい知らせが入りました。「入学式の様子がHPにアップされています、早いですね。」現在、学校の広報活動にホームページは欠かせません。スピード感が求められます。担当の職員は大変ですが、生徒のため、保護者のため、地域のため、同窓生のため、さらには、本校を愛する人たちのためにがんばってください。ありがとうございます。

4月11日 今日は、烏兎寮の朝食を見学に行きました。調理の方は、朝早くから準備をして、生徒たちに美味しい朝食を提供してくれます。業務提携をしているとはいえ、1年365日ですから、頭の下がる思いです。本日から「朝の読書=通称(あさどく)」がスタートしました。静粛な雰囲気で、担任の先生と生徒たちが読書をして、心が落ち着いて、1日がスタートします。1年生は、今日から校内での新入生研修が始まりました。49名と少ない人数ですが、先生たちの指示に従い、国見高校のマナーや規則を研修し、充実した高校生活がスターとできるよう、がんばっていました。サッカー部が、昼休みにグラウンド整備(トンボかけ)を行っていたので、様子を見ていました。自分たちが使う練習場を綺麗にすることはいいことですが、何となくやっていることに疑問を持ちました。そして、製靴で作業している生徒がいたので、注意をしました。やはり、いろんな行動をするときには、何のために、何故行うのかを指導してからではないと、本来の目的から外れるようになります。今までの経験から、選手には、根気強く指導を継続しないといい習慣は身につきません。選手と指導者の根比べでもあります。

4月12日 私の知人である大学関係者が、学校訪問に来られました。校長室の顕彰棚をご覧になり、一言「すごいですね。日本中を探しても、どこにもないでしょう」言われました。サッカー部の輝かしい歴史を示すトロフィーが、悠然と並んでいます。その一角、必勝ダルマだけ置いたスペースがあり、少し空間を空けています。何故か言えば、次にトロフィーを持ち帰るのを待っているからです。必ず、取って来てくれるものと信じています。午後からは、表彰伝達式と前期学級役員任命式を行いました。伝達式は、先日、サッカー部が交通安全のボランティアに対する感謝状を受けたものです。今後も、継続することで、地域から愛される学校でありたいと願います。任命式では、学級委員長や学級副委員長を含めた150名の役員を任命しました。クラスをしっかりとまとめるリーダーになってほしいと願います。

4月13日 新入生研修も本日が最終日でした。49名の新入生も顔つきが、心なしか変わったように感じます。この3日間の研修で、高校生活に必要な基本的ことを身につけ、国見高校生としての自覚も芽生えたはずです。いよいよ来週から授業が始まりますので、高校生としてしっかりと学んでください。また、昨日、任命した各種学級役員の専門委員会が開かれました。前期の目標決定と活動内容の確認が主な内容です。それぞれの委員会で、3年生を中心に生徒たちが自主的に活動します。明日は、県高等学校バスケットボール春季選手権大会に選手を激励に行きます。久しぶりのバスケットボールの試合であり、国見高校の戦いに注目します。がんばれ 国見高校

4月14日 県高等学校バスケットボール春季大会の激励をしてきました。会場に到着するとアップを終えたばかりの女子選手と会いました。マネージャーを含め6名ですから、交代選手はいません。「今日の試合の目標は何ですか」と聞いてみると「10点取ることです」と応えてくれました。「1人2点ずつ取れば10点だから、がんばってください。」と激励しました。1Qは、ステージから観戦しましたが、2Qは応援席に移動し、大きな声で応援しました。コーチのナイスタイムアウトもあり、前半で13点取りました。同じ時間で男子も試合をしているので、後半は見ずに、男子会場へ移動しました。会場には3Qの終わり頃に到着し、ステージで観戦していましたが、4Qは応援席に移動し応援(指導?)をしました。両試合とも選手は、精一杯、頑張っていました。女子は目標を達成したので、あっぱれです。男子は目標を聞いていなかったので、何とも言えません。久しぶりのバスケットボールの試合は、面白かったけれど、コーチとしての血が騒ぐのを感じました。この子たちにいい思い出を作ってやりたい。学校のいろんな課題が見えてきたこの1週間であり、身体がいくつあっても足りない忙しさですが、やるしかない、がんばります。

4月15日 久しぶりに長崎の自宅に戻りました。3月30日に引っ越しをして、2週間でしたが怒濤の2週間であり、あっという間に過ぎた感じです。今朝は、教え子のT君が、我が家に来てくれました。彼は、今年、特別支援学校の新任教諭として採用された西高バスケット時代の生徒です。彼に貸していた本とDVDを返却に来てくれました。本は能代工業の元監督で先日亡くなられた加藤廣志氏の「高さのへの挑戦」DVDは「LUDY」です。彼がバスケットボールのコーチをしていた時に、参考にすべきと言って貸した本とDVDです。国見高校に赴任して、この二つを見せたい先生がいるので、返却してもらいました。その際に、彼と久しぶりに話をしました。彼は、現在、特別支援学校で生徒に向かい合って、しっかりと指導に携わりたいと決意を話してくれました。午後は、本棚を整理していると大濠高校の田中国明先生の本「見て見ぬふりか、ゲンコツか」が出てきました。田中先生もこの春に急逝された偉大な指導者です。生前は、独特の口調で、バスケット論議や指導をいただきました。今でも、その口調は忘れられません。高校バスケット界における偉大な指導者が、今年2名も亡くなられました。両先生には、数は少ないけど、多くの教えをいただきました。両先生方のご冥福を祈るとともに、もうご指導を仰ぐことはできないことに寂しさを感じました。

4月16日 今日は出張です。研修会において様々な情報を得ましたので、生徒や先生のために早く活用しようと思います。先日の女子バスケットボール部の試合を観戦された方からお手紙をいただきましたので、原文のまま紹介します。「こんにちは、今朝、西海学園にて皆さんの試合を拝見しました 5人で戦い抜いた姿に感動して お手紙を書きました 相手チームは入れ替わり立ち替わりでしたが 5人のメンバーがけっしてあきらめずに 最後まで挑み続けた経験は 必ずこれからの人生で役に立つと確信します 誇りをもって これからも高校生活を送ってくださいね 皆さんの姿勢に勇気をもらいました 本当にありがとうございました」本当に嬉しくなる手紙ではありませんか。長い間、部活動の指導をしていますが、このような手紙は初めてです。ありがとうございます。

4月17日 出張を終えて学校に戻りました。1日半ほど留守にしたのですが、仕事が溜まりますね。自分だけならまだしも他に迷惑をかけられないので、粛々と業務をこなしました。また、学校でもいろんなことが起きており、報告を受けるたびに、次の手立てを考えなければいけません。情報をしっかりと判断し、その判断を元に決断し、断行するこの流れを「三断」として考えます。まずは、多くの情報を得て判断です。昨日、今日の研修で多くの情報を得ることができました。この情報を如何に整理して活用していくかです。間違った判断をしないための情報整理も重要です。

4月18日 1年生のレントゲン検診が行われました。49名だったので、予想以上に早く終わりました。長い間、大規模校に勤務した関係で、時間割とか監督割で、多くの方に迷惑をかけながら、実施した記憶があります。本日は欠席者もなく、別場所にて再検査もなくなり、先生方の負担も大きく減りました。今日も多くの方が、学校に来られました。今まで、お世話いただいた方ばかりで、いろいろと有意義な情報交換ができました。特に、教頭時代に、一緒に教頭として勤務した先生とは、話が盛り上がり、草刈りの話やスクラップの話では、「先生なら、必ず実行すると思っていました。」と言われた時には、嬉しくやら、恥ずかしいやら、何とも複雑な心境でした。さて、人の性格を変えることは、非常に難しいですが、人の考え方を変えることはできると信じています。「凡事徹底」この考え方を学校に浸透させていきます。

4月19日 県高体連と県商業高校関係の会議に出席しました。高体連には、平成7年度に長崎西高校へ赴任した時から、事務局幹事、事務局長、理事長、理事(前理事長)、理事(学校体育班参事)、顧問(体育指導監)と様々な形で携わってきました。まさか、今年も理事とは思いもよらなかったです。しかし、これも何かの縁であり、もっと言うなら宿命であり、「ミスター高体連」を続けろと言うことでしょう。片や、商業関係については、初任校が商業高校であり、そこに勤務した4年間しか経験がありません。高体連とは全く正反対です。会議に出て、いろいろな情報を得ることができてよかったです。明日は歓迎遠足です。久しぶりの遠足を楽しみにしています。

4月20日 好天気に恵まれ、百花台公園での歓迎遠足を行いました。学校から9500歩を歩きました。挨拶の中で、「運」の話をしました。人それぞれに運がありますが、運は自分が作るものであり、運がつくためには何かすべきです。ゴミを拾う等の行為でも、運が上がると信じています。勝負の世界に限らず、運がある人ない人は存在します。少なくとも、運がないより運がある方が、人生は幸せだと思います。必ず運が上がる方法はわかりませんが、自分のためではなく、周りの人のために行動をすると運が上がるのではないでしょうか。生徒の笑い声が絶えない遠足を見て、楽しかったですが、この生徒たちの笑顔を絶やすことない学校づくりに励まなければなりません。そのためには、「やれることは全てやる」の精神でがんばります。

4月21日 教え子の結婚式に行きました。彼は、素晴らしいプレイヤーでありました。プレイは当然ですが、幾度とない怪我から復活して頑張るプレイには、本当に頭が下がる思いです。高校3年生のウインターカップ準々決勝で、靱帯を損傷し、大学入学時はリハビリ状態からのスターとでした。その後も靱帯損傷し、大学時代はほんのわずかしかプレイしていません。卒業後もバスケットを続け、長崎がんばらんば国体でも、成年男子の選手として活躍してくれました。バスケットの指導で、多くの教え子からいろいろなことを学びましたが、彼から学んだことは、「努力することの大切さ」です。よき伴侶を迎え、これから素晴らしい人生を送ることを願った式でありました。

4月22日 久しぶりに中学校生の指導をしました。このチームの指導は、足かけ4年目を迎えます。コーチの先生が、私の先輩であり、時間があるときに指導していただければというお誘いから始まりました。中学生は、まさに成長段階の途中であり、数ヶ月見ないだけで、身長など大きく成長しています。そのような中、身につけてほしい基礎基本を指導しています。ここからも、選手から様々なことを学びます。また、近頃、部活動が様々なことで話題になっていますが、誰のための、何ための、部活動かということをしっかりと認識しなくてはならないと思います。日本固有の部活動は素晴らしいものであり、時代が変わろうとも継続しなければなりません。「昭和」「平成」「○○」と変わろうとも、部活動は教育活動の一環であり、子どもたちの成長に大きく貢献することは変わらないと信じています。

4月23日 朝から長崎を出て学校へ向かいました。学校までの50数キロでしたが、1時間15分くらいで着くことができました。今まで、通勤時間は最高で30分程度でしたから、その倍はあります。とてもではありませんが、これが毎日はできません。しかし、本校には長崎市から3名の先生が通勤しています。往復3時間程度かかるので、交通事故には気をつけてほしいし、しっかりと休養も取ってほしいと思います。働き方改革が叫ばれている今日この頃ですが、勤務時間と通勤時間も加味したものを考えないと健康な生活はできないと考えています。人生100年時代と言われています。平均寿命ではなく、健康寿命を延ばす努力が必要ではないでしょうか。

4月24日 昨日の夜に平成30年度PTA、母の会の役員会を行いました。今年度のPTA、母の会の活動確認と役員選考が主な内容でした。本校は、地区ごとに役員を選出しますので、それぞれの地区から代表役員が選出します。ここ数年、生徒が減少していますので、役員の選出も非常に難しくなってきています。しかし、本校のPTA、母の会の活動は、学校にとって大きな力であり、支えにもなっています。どうか、本年度もよろしくお願いいたします。

4月25日 本日、専門の業者に、校内の樹木を見ていただきました。本校は創立52年目を迎えましたので、中には創立時からの樹木もあります。また、卒業記念の植樹なども数多くあります。その中で、この春に多くの桜が咲きましたが、去年は咲いたのに今年は咲かない木もあると、ある先生から教えていただきました。また、台風の影響で折れた木もあると聞きました。素人目には、その状況がわかりませんので、専門の目で処置の仕方などの指導を受けました。緊急を要するものから、しばらくは大丈夫なものまで、様々な状態です。校内の草刈りは、もちろんですが、樹木の手入れも忘れてはいけません。環境整備は校内全てに及びますが、生徒や教職員のために頑張ります。

4月26日 雲仙市教育委員会を訪問しました。ここでも知り合いの方がおられ、話がうまく進みました。知り合いの方は、大学時代の先輩の奥様で、本校の現状を踏まえ、過去の経緯から今後の対応まで、うまく道筋をたてていただきました。ありがとうございました。国見高校に赴任して感じることは、人脈を含めた人間関係が非常に大切だということです。組織を充実させるには、「人」「金」「時」「運」などが関連すると思います。私にはお金がありませんから、「人」「時」そして「運」をいかにして掴むかです。「運」を掴むために、日々努力していきます。

4月27日 本校には素晴らしものが、たくさんあります。例えば、国見町で発掘された文化的な価値のある遺物があります。また、これまで卒業生や歴代の校長先生が植樹された記念樹や学校を囲むように植えられた桜もそうです。さらに、サッカー部の歴史を物語るたくさんのカップやトロフィーそして、感動の記念碑もそうです。しかし、赴任して4週間で感じることは、あまり手入れがされてないから、価値が落ちているのではないかということです。昨日の「運」ですが、このような宝物をしっかりと手入れしていくことで本校の運が開けていくと信じます。この連休は、運を手に入れることをやりたいですね。

4月28日 サッカーのトロフィーを拭き上げ、顕彰棚を整理整頓しました。改めてサッカー部の歴史を知ることができ、現在のサッカー部を復活させるという思いがさらに強くなりました。その後、樹木の剪定を行いました。今まで、日が当たらなかった場所に日が差し込み、清々しい風景に変わりました。また、バスケットボール部女子が学校周辺の除草作業をしていました。顧問のT先生も自ら汗を流していました。先生は、プレイヤーとして日本一にもなったことがあり、指導者としても国体チームのコーチの経験などもあります。現在、部員が少なく活動もままならない状況ですが、できることをしっかりと指導していますので、必ず結果がついてくると思います。

4月29日 バスケットボール男子の指導をしました。久しぶりの高校生の指導は楽しかったです。バスケットの基本であるシュート、パス、ドリブルそして動き作りを中心としたフットワークを行いました。今までやったことのないドリルでも、選手は頑張ってくれました。いい動きがいいバスケットにつながり、パワースタンスができるとさらにいいバスケットに発展することを指導しました。また、午後からは、ロータリーの樹木の剪定を行いました。葉を落としただけですが、枝振りや全貌が見えてきて、改めて素晴らしい樹だと確認できました。この樹をしっかりと育てるためにも枝打ちをしなければなりません。選手も樹木も同じで、こちらから手を加えないことには、素晴らしいものにはなりません。

4月30日 赴任して1ヶ月が過ぎました。あっという間の1ヶ月間だったというのが本音です。「生徒を知る」「職員を知る」「学校を知る」「地域を知る」など、まだ十分とはいえませんが、自分なりのイメージはできてきました。そして、この学校を何とかしなければならないという使命感がますます増してきました。この1ヶ月間は、環境整備を中心に動き回りました。草刈りや剪定など、およその部分はできました。今日は、学校の周囲と烏兎寮の草刈りをしました。サッカー部の生徒が、刈った草の処理を手伝ってくれました。先日のバスケット女子に続き、サッカー部もしっかりと指導されていると感じました。この生徒たちのために、私もできることをしっかりとやりたいと思います。

学校の連絡先

  • 国見高等学校
  • 住所:〒859-1321 雲仙市国見町多比良甲1020
  • 電話:0957-78-2125, 78-2135,
  • ファクシミリ:78-2126
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