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文理探究科「国際探究」交流会

2024年6月13日更新

第18回長崎県理数科高等学校課題研究発表大会・文理探究科「国際探究」交流会

 6月6日(木)、シーハット大村さくらホールにて文理探究科国際探究一期生(2年生)の交流会が開かれました。県内5校(島原・大村・猶興館・佐世保南・長崎北陽台)から集まった生徒たち132名が、アイスブレイクで各校混合のグループに分かれて活動しました。
 前半は、「探究って何だろう」というテーマで島原高校の松永先生の指導のもと、国際探究入門講座を受けました。各班をそれぞれ一つの町だと仮定し、その町に、ある外国人が移住してきた場合に起こりうる課題と解決策を話し合う、というものでした。各班に年齢、性別、出身国、日本滞在期間などの情報が与えられ、より具体的に場面を想像して課題に取り組むことができる工夫が施してあり、生徒たちはとても熱心にマッピングをしながら意見を交わしていました。最後に班同士で発表し合いましたが、一人ひとりに役割があり、きちんと自分の意見を述べる様子は、短時間の取組とはいえ彼らの成長を感じることができる一幕でした。この活動により、探究力とは行動力であり、行動することで発想やアイデアにつながるのだということを学ぶことができました。

 

   

後半は、JICAデスク長崎国際協力推進員の小田様のご指導で、国際探究研修が行われました。「将来外国で働きたいか?」や「途上国と聞いて思い浮かぶこと」などといった問いに答えながら、グループで活動しました。青年海外協力隊としてパラグアイで2年間過ごした経験を踏まえ、生徒たちに(1)自分の「あたりまえ」を疑ってみることの大切さ、(2)価値観の違いを受け入れた上で、互いに理解し合おうとする努力をすることの大切さ、(3)気持ちを言葉にして伝え合うことの大切さ、についての語りに、皆、引き込まれました。最後は、「NASA GAME(月面からの脱出)」という、お互いの意見を尊重しつつ、グループで一つの解決策を決定していくというゲームを行い、どの班も真剣に語り合っていました。

 今回の交流会で、学校の枠を超えた「文理探究科国際探究一期生」の横の繋がりが生まれました。1年後に彼らがどのような探究発表を披露してくれるのか、とても楽しみです。

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