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小学部の指導 小学部では幼稚部に引き続き、聴覚を最大限に活用させるための環境の整備と関わりに努めるとともに、個々の実態に合わせて多様なコミュニケーション手段を積極的に活用しながら日本語の習得を図っています。また、子どもの言語力や学力に応じて、個別学習を設定したり、ティームティーチングによる授業を行ったりして、きめ細やかな授業を展開するとともに、集団学習の場を確保するため、体育の学習や児童会活動の集会は全学年で、自立活動等の授業ではグループ別学習の授業形態を取り入れ指導を行っています。その他にも、大村市立黒木小学校や地域の小学校との交流及び共同学習を行い、相互理解を図ると共に、社会性を育てています。併せて市内の小学校の連合体育祭や音楽会にも積極的に参加し、地域社会との交流を深めています。
自立活動 聴覚障害に伴う種々の困難を児童が自ら改善するため、実態に応じ特別支援学校学習指導要領に示された自立活動の内容の6区分27項目の中から必要な項目を選定し、具体的な指導内容や目標を設定しています〔聴能(聴覚学習)・発音・言語(語彙、文法指導など)〕。児童一人一人の実態を個人カルテにまとめ、これをもとに個別の指導計画(年間目標や各学期の目標と指導内容及び変容、次年度への課題などを記入)を作成して指導を行っています。毎朝10分間を帯の自立活動の時間とし、補聴器と人工内耳の点検および特性検査などを実施しています。また、各学級で担任を中心にティームティーチングや個別指導を取り入れ、個々の児童に合わせた指導や、週に1時間合同自立活動の時間を設定しています。
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