長崎県
長崎県立学校ホームページ Nagasaki Prefectural Schools

ミライカンコロプロジェクト(第17号)

2020年3月5日更新

長崎県立五島海陽高等学校

校 長   古川 賢一郎

2月8日(土)の海陽発表会の場で「かんころカレー」が販売されたことを以て、平成28年度から行っていた標記事業が終了しました。これまでお世話になった各方面へのお礼の気持ちを込めて、これまでの取組を振り返りたいと思います。 

当プロジェクトは、県内産業支援のための商品開発や販路拡大に向けた長崎県の取組「長崎かんころ餅プロジェクト推進事業」と連携する形で、地元の五島振興局と五島海陽高校がそれを具現化しました。目的は、「かんころ餅を知る・つくるという体験を通してふるさとへの愛着・関心を喚起し、成果を島内外へPRすることでその価値の普及・向上に繋げ、かんころ餅関連産業の活性化を促進する」ことです。そして、それを起点として、五島管内の農業生産者、商工関連関係機関、五島振興局で構成される五島地域加工業務用産地育成協議会による加工・業務用農産物の産地育成や6次産業化の取組拡大を目指すものでした。

 平成28年度からミライカンコロプロジェクトが本格的に始まりました。海陽高校グラウンドにかんころ棚を設置して地域振興系列が干しいもをつくり、生活総合系列がかんころ餅などを素材とした料理を考えました。それを振興局が島内宿泊業者や飲食業者等に働きかけメニュー化し、観光客等への認知拡大を図りました。平成29年3月7日、本校内で宿泊、飲食、菓子製造業者に参加していただき実施した試食会では、成果物として、カンコロパウダーを使ったふりかけ、モンブラン、かんころいちご大福、かんころ春巻きなどが披露され、中でも「カンコロアラレ」は、後にJAごとう直売所「五島がうまい」レストランにおいて、期間限定のバイキングメニューに採用されました。

 平成29年度は(株)山崎製パンとの共同商品開発のため一時中断しましたが、30年度にプロジェクトは再開されました。「島外での認知拡大」を目標に原料(かんころ、ゆで干し大根)の特徴を学んだ後、五島振興局が招へいした(株)オフィス内田 代表取締役社長 内田勝規氏の講義やご指導を受け、2年地域振興系列・3年生活総合系列・総合文化部家庭科学班が、それぞれ授業や部活動の時間を通して新たな成果品の開発と飲食店での定番メニュー化を図りました。平成31年3月19日、福江総合福祉保健センターにて開催された五島産品市内マッチング商談会「五島うまかもん市」では、かんころ生地のパンケーキやシュークリーム、切り干し大根を麺の代わりに使ったナポリタンなど6種類の成果物が披露されました。

 令和元年度は、2年生活総合系列と総合文化部家庭科学班が(株)ごとと連携して新商品の開発を行い、それを地域振興系列が県庁及び修学旅行先のなんばグランド花月で試験販売することを目標に行われました。結果、総合文化部が先輩から引き継ぎ開発した「かんころ餅パイ」はごとカフェのメニューとして登場し、生活総合系列が開発した「かんころカレー」は修学旅行先及び海陽発表会で完売させることができ、5月から本格販売する予定です。

 このように当事業は、数年がかりで先輩から後輩へ受け継がれ、複数の系列や部活動という横の連携も行う総合学科らしい取組になったと思います。しかしそれは、生徒や教職員の頑張りと併せて、ここに登場した多くの地域や行政の方々のご支援・ご指導がなかったら、とてもこのような成果は上げられませんでした。そのことに深く感謝するとともに、商品開発はあくまでも地域の産業振興(ふるさと教育)の手段であり、それが自己目的化しないよう留意しながら、五島の発展のために本校はこれからも頑張ってまいります。

学校の連絡先

  • 五島海陽高等学校
  • 住所:〒853-0065 五島市坂の上1-6-1
  • 電話:0959-72-1917(事務室)/72-1447(職員室)/72-7364(進路室)
  • ファクシミリ:0959-72-1990
先頭に戻る

メニュー