長崎県
長崎県立学校ホームページ Nagasaki Prefectural Schools

持続可能な開発目標(第24号)

2020年11月6日更新

長崎県立五島海陽高等学校

校 長   古川 賢一郎

表題(Sustainable Development Goals)は、2015年にニューヨーク国連本部で行われた国連サミットの場で採択された、加盟193ヵ国が2030年までに達成を目指す国際目標で、SDGsの略称で知られています(本校ライブラリー通信で参考書籍が紹介されていました)。 

SDGsでは、「環境保護」「社会的包摂」(社会的に弱い立場の人も含め一人一人の人権を尊重すること)「経済開発」の3つの要素が調和されることが求められています。土台は「環境」で、その中に「社会」があり、さらにその中に「経済」があるウェディングケーキ型の構造をモデルにしており、3つのいずれかに属する17の目標と、それらを達成するための169のターゲット(より具体的な目標)を設定しています。 

日本の達成状況をみると、2017年は世界で11位、18、19年は15位と発表されています。すでに達成できている項目としては、「目標4:全ての人々への包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する【社会】」「目標9:強靱なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る【経済】」の2つで、達成にほど遠いとされたものには、「目標5:ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う【社会】」「目標12:持続可能な生産消費形態を確保する【経済】」「目標13:気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる【環境】」「目標17:持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する【経済】」の4つが挙げられています。不足している項目をテコ入れすれば良いという単純なものではなく、全体のバランスを取ることが重要になります。 

この中で、学校で着手可能なのは「目標5」と「目標13」でしょう。日本では政治、経済、公共分野でのあらゆる意志決定において、女性の参画及び平等なリーダーシップの機会の確保が進んでおらず、例えば、女性国会議員(衆議院)の割合は10.2%(下院または一院制の国で比較すると165位)、五島市議会議員17人中女性は2名と、男女同数にほど遠いのが現状ですが、本校生徒会執行部の男女比を見ると1:1の割合です。専門委員会の委員長をみても、9人中6人が女性で頼もしい限りです。社会に出てからも、あらゆる組織で男女が同じ割合で活躍する意識を持ち続けてほしいと思います。

「目標13」については、地球のCO2排出量の増大と平均気温の上昇が、自然災害や食料・水、生態系に大きな影響を与えているのは明らかです。それに対するインフラの強靱性や適応力を付けることも大切ですが、気候変動そのものを緩和させる取組みが重要になります(10月26日菅首相は臨時国会冒頭の所信表明演説で、「2050年までに温室効果ガスの排出をゼロにする脱炭素社会の実現を目指す」と、国の方向性を示しました)。

その例として皆さんに知っておいてほしいのが、五島市で導入が進んでいる再生可能エネルギーを使用した電力開発です。新聞でも紹介されていましたが、事業活動で使う電力を全て再生可能エネルギーで賄う「五島版RE100」が始まっています。去る10月11日には、浮体式洋上風力発電施設の見学や海中探索ロボットの体験研修に、本校生徒を含む多くの高校生が参加してきました。これからも多くの海陽生が、SDGsに繋がっていく地元の取組に関心を持ってほしいと思います。グローカル(グローバルとローカル)を学ぶ良い機会です。

 

 

 

 

 

学校の連絡先

  • 五島海陽高等学校
  • 住所:〒853-0065 五島市坂の上1-6-1
  • 電話:0959-72-1917(事務室)/72-1447(職員室)/72-7364(進路室)
  • ファクシミリ:0959-72-1990
先頭に戻る

メニュー