校訓

　本校創立の時、文部大臣　天野貞祐氏よりいただいた「誠實」を校訓として制定する。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「誠實」とは、自分の生きていく道に、心を込めて他人や自分をいつわることなく「真」をつらぬき生きていくことである。
　名もない一本の野の草も、時が来ればきれいに花を咲かせ、実をみのらせ、自分自身を完成してゆく。桜の花も時が来れば、黙って散ってゆく。再び枝に戻ることはない。しかし、その花が咲いている時、その場所において、この世に全てを託している。この一枝の花の真が「誠實」ということである。

教育方針

　長崎県教育方針・努力目標、並びに本校の歴史と伝統を踏まえ、校訓である「誠實」の精神のもと、総合学科高校としての特色を活かし、「幅広い知識と教養」「豊かな情操」「健やかな身体」の調和のとれた「人間力」を育み、責任のある社会の一員として未来を担う人材の育成に努める。

• 自他の命と個人の尊厳を大切にする心と礼節を重んじ品性のある生活態度の育成
• キャリア教育の充実と進路目標の実現
• 基礎学力の定着と主体的に学び自ら課題解決を図る力の育成
• 部活動の活性化と社会貢献活動による健全な心身の育成と社会性の涵養

本年度の努力目標

（１）自他の命と個人の尊厳を大切にする心と礼節を重んじ品性のある生活態度の育成

• 明るく爽やかなあいさつ運動を推進するとともに、校内外におけるマナーの向上に努める。
• 毎日の清掃活動を徹底し、明るく整然とした学習環境の保全に努め、公共心を育てる。
• 基本的生活習慣の確立を図り、心身ともに健康な生徒の育成を図る。
• 朝の読書習慣により、「清心の時間」を充実させる。
• 学校と家庭の連携を強化し、一人一人を大切にする相談活動の充実を図る。
• 人権・同和教育、安心・安全に関する教育、心の教育の推進に努め、自他のかけがえのない命と人間の尊厳を重んじる心と態度を育てる。

（２）キャリア教育の充実と進路目標の実現

• 生徒が、自分の未来を切り拓き、たくましく生きていくためのキャリア教育の充実を図る。
• 個人及び三者面談を充実させ、早期の進路目標の設定や進路選択に努める。
• 生徒個々の進路目標に応じた進路情報を提供するとともに指導の充実を図る。
• 補習や個別添削指導を充実させ、進路目標の実現に足る学力の向上を図る。
• あらゆる教育活動の機会をとらえ、コミュニケーション能力の育成に努める。

（３）基礎学力の定着と主体的に学び自ら課題解決を図る力の育成

• 自己理解を深め、目標を持って自ら意欲的・継続的に学習に励む態度を育成する。
• 予習・復習を定着させ、生活習慣・学習習慣を確立し、学習全体の充実を図る。
• 教科指導力の向上に努め、協働的な学びや個別最適化した学びを推進する。
• 生徒の学校行事や各種活動への取組を支援し、主体性や課題解決力の向上を図る。

（４）部活動の活性化とボランティア活動等による健全な心身の育成と社会性・公共心の涵養

• 積極的な部活動への参加を勧めるとともに、互いに支え合い、主体的、意欲に取り組む部活動の推進に努める。
• 部活動と学習との両立を通じ、計画的で効率的で安全な部活動の推進に努める。
• 個々の能力の伸長及び競技力の向上とともに、豊かな人間性や強い精神力の育成に努める。
• ボランティア活動や地域行事への参加を通じ、奉仕の精神や社会性の涵養に努める。