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人権学習を実施しました!

2020年11月5日更新

 11月2日(月)の1・2校時に、以下の内容で人権学習を行いました。

 

 1.目   的

   「無知」「思いこみ」「誤った情報」がもたらす人権侵害に焦点を当て、意図せずして加害者となる

  可能性があることに気づかせる。また、新型コロナウイルス感染症に関し、「被害者非難」に荷担

  しないための態度について学ばせる。

 

 2.学習の流れ

   (1) 「タスマニア・デビル」の絵を描いてみよう!

       (対象についてよく知らないときには、思い込みや誤った情報が入りやすく、そこから誤った

       認識や行動が発生することを理解する)

   (2)  ハンセン氏病患者への偏見について考える

   (3)  いじめや性犯罪における「被害者非難(犠牲者非難)」について考える

   (4)  ジェンダー(社会的文化的性差)にもとづく偏見について考える

   (5)  新型コロナウイルス感染者に対するひぼう・中傷について考える

   (6)  人権侵害が起こる要因と人権侵害がもたらすものについて考える

   (7)  人権を侵害しないために必要な態度について考える

   (8)  学習を振り返り、感想を記入する

 

   事前に職員で研修を行い、上記の内容に沿いながら、各学年担任が創意工夫をして授業を進め

  ました。

 

 

 

 

 

                ※生徒のワークシートの記入例

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.成   果

 授業後に行ったアンケートの結果から、学習の目標をおおむね達成できたことがうかがえます。

人権侵害を引き起こす要因について
とても理解が深まった 24
やや理解することができた 17
あまり理解することができなかった
まったく理解することができなかった
総計 43
人権侵害がもたらす被害について
とても理解が深まった 22
やや理解することができた 20
あまり理解することができなかった
全く理解することができなかった
総計 43
人権を侵害しないために必要な態度について
とても理解が深まった 24
やや理解することができた 18
あまり理解することができなかった
まったく理解することができなかった
総計 43

  また、自由回答として次のような考えが記入されていました。

 自分の発言がどこまで広がるかはわからないし、いきすぎた発言や行動が犯罪につながる

こともある。また、自分にも同じことが起こりうる可能性がある場合、差別はより大きなものと

して我が身に返ってくる。軽率な言動が自分を苦しめることもあるので、自己防衛の意味でも、

差別に関わらないようにしなければならない。そのためには、周りがそうしているからと、深く

考えずに答えを出すことを避ける必要がある。被害者に悪い要素がない場合もあるので、根

拠がなければ、疑ってみることも大切だ。情報の真偽を確かめ、安易に行動に移さないように

心がけたい。(4年男子)

 今日の学習で、無知というのは非常に恐ろしいことだと思った。無知であるがゆえに発言した

ことで人を傷つけてしまったり、中傷したりすることが起こるのだ。おそらく、ネットでコロナや事

件などについて言及している人の多くは、その事件が起こったという事実を知っているだけで、

なぜ起こったのか、どのような状況だったのか、その後どうなったのかなど、事情をよく知らず

に口出しをしているのだろう。誰かが言い出すとそれに同調し、あることないことを自由に書い

て、事実でないことがさも事実であるかのようにひとり歩きをしてしまうことがある。そのような

とき、その事柄に対して十分な知識を持っていれば、周りに流されず、冷静に判断することが

できると思う。(4年男子)

 ネット上で言われている事柄やうわさなどはただの思いこみに過ぎず、私たちは日ごろから

誤った情報を植えつけられているのだと知りました。(3年女子)

 自分にも医者は男性、女の子が選ぶランドセルはカラフルな色だという思いこみがありまし

た。また、思いこみから始まるいじめやひぼう・中傷があることを知って、とても悲しい気持ち

になりました。(3年女子)

 物事を考えるときに、少ない情報や自分の思いこみで決めつけるのは、人権侵害につなが

ってしまうこともあるので、しっかりと情報を整理して考えていくべきだと思いました。(2年男子)

 自分の発言や行動を見直すよい機会になりました。特にハンセン氏病のことが印象に残り、

本当のことがわからないときに、推測などで差別が起こると知り、悲しくなりました。真実がわ

からないときには、得た情報をうのみにせず、思いこみを排除して、事実を確かめながら行動

しようと思いました。(2年男子)

 ワークシートの問題を解くうちに、自分も勝手に想像して答えていることに気づきました。人

は目の前にある情報が本当のことなのかよくわからないのに、想像を広げて物事を言うこと

もあるのだと、あらためて思い知りました。自分が何かに言及するときは、よく確かめてから

にしようと思いました。(1年女子)

 

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